自分の長所の見つけ方。自分の長所がわからない方へ
自分の長所の見つけ方。自分の長所がわからない方へ
「あなたの長所は何ですか?」
と聞かれたら何て答えますか?
「自分の長所がわからない・・・」
そんな人もいるかもしれません。
ですが、人は必ず「長所」を持っています。(同様に「短所」も持っています。)
この記事では、おススメの「自分の長所の見つけ方」について紹介します。
長所って結構あいまいなもの
長所って結構あいまいなんですよね・・・。
例えば、自分のことを「明るい」と思っていても、他人からは「暗い」と思われている。そんなことはよくあります。
他にも、野球で130キロのボールを投げれることを「長所」と思っていても、プロ野球の世界にいけば「短所」に変わってしまいます。
このように、長所はその時々で変わるもの。
相手によっても変わるし、状況によっても変わる。
だから「自分の長所がわからない・・・」なんてことが起こってしまう。
でも、逆に考えれば・・・
長所はあいまいなもの。
でも、逆に考えれば、「自由に決めていい」ということでもあります。
長所に正解などありません。
例えば、「自分の長所はガッツがあるところだ!」といっても証明しようがないわけです。自分も他人も。
むしろ、言われた側は「へ~、そうなんだ」と思うしかありません。
ある意味、言ったもん勝ち。
悩むだけ損です。
「長所」なんて自分が思うように決めてしまえばいい。
「自分の長所はこれだ!」と思い込めば・・・
「自分の長所はこれだ!」と思い込めば、それが本当の長所に変わっていきます。
「プラシーボ効果」ってやつです。
プラシーボ効果とは、例えば、「これはメチャメチャ良く効く薬だよ!」と言われてその薬を飲んでいると、本当に治っていくことがあります。その薬が「駄菓子のラムネ」だったとしても。
思い込むことで本当にそのように変わっていく。それをプラシーボ効果なんていいます。
「自分は几帳面だ」と思い込めば本当にそうなっていきます。周りの人がその姿を見れば「たしかにあの人は几帳面だ」と思うようになる。(「A型の人は几帳面」なんて言われるのは、これに通ずるところがあるように思います。)
ただし、自分自身が心の底からそう思い込めないないと、効果が薄くなってしまいます。
例えば、自分のことを「本当は大雑把だ」と考えているのに、「几帳面だ」と思い込むのはムリがあります。疑いがあるものに対しては、効果が薄くなってしまいます。
ここまでをまとめると・・・
ここまでをまとめると
- 「長所」なんて自分で自由に決めればいい
- ただし、自分自身が心の底から「長所」だと思えるものでなければならない
重要なのは「他人」にどう思われようが関係ないということ。100人いれば、自分に抱く印象は100パターンあります。そんなものに付き合うだけ損です。
逆に、「自分の長所はこれだ!」と心の底から思い込めば、本当にそのようになります。周りの人も「たしかにそれが長所だ」と思ってくれるようになります。
心の底から「長所だ!」と思い込めるものを見つけるには
心の底から「長所だ!」と思い込めるものを見つけるためには、次の3つがおススメです。
- 親や友達に聞いてみる
- 過去の自分と向き合ってみる
- 新しいことにチャレンジしてみる
まずは、親や友達に聞いてみよう!
一番手っ取り早いのが、親や友達に聞くこと。
親は世界で一番自分のことを見てくれています。自分が気付いていない長所も知っています。
ただ、「親の前」と「友達の前」では異なる立ち振る舞いをしているはず。
つまり、親が知らない姿を友達は知っている。友達からも聞くことで、親の視点とは違う「自分の長所」を見つけることができます。
それに、親や仲の良い友達から「あなたの長所は〇〇だよ」と言われれば、自信を持って「自分の長所は〇〇だ!」と思えるようになります。
過去の自分と向き合ってみよう!
親や友達は身近な存在。でも、他人です。自分のすべてを知っているわけではありません。
自分にしかわからないことが必ずあります。
そこでおススメなのが過去の自分と向き合うこと。
例えば、過去に自分がのめり込んだことについて考えてみる、など。
のめり込んだということは、そこに対して強い興味があるということ。そこには自分の「長所」が関係している可能性が高い。
例えば、「絵を描くこと」にのめり込んだのであれば、「空間把握能力がある」「目で見たものを忠実に再現できる」「ゴールから逆算できる」、など。
新しいことにチャレンジしてみよう!
ただ、自分が過去に経験したことなんて極々わずかなものでしかありません。
全世界、人類の歴史から見れば、1人の人間の経験なんてアリよりもさらにさらにちっぽけな経験でしかありません。
「自分の長所」を見つけるには新しいことにチャレンジすることも重要です。
「あれ?これ得意かもしれない」
「あれ?他の人よりも上手くできる」
やってみなければ、これらのことに気付くことはできません。
長所は1つだけではない
- 親や友達に聞いてみる
- 過去の自分と向き合ってみる
- 新しいことにチャレンジしてみる
これらのことを実践すれば、自分の長所がたくさん出てくるはずです。
自分の長所を1つに絞る必要なんて全くありません。出てきたら出てきた分だけ自分の長所だと思えばいい。
むしろ、長所が1つだけなんて人は存在しません。色んな長所を持っているはずです。
状況に応じて長所を1つ選べばいい
ただ、就職などのときには、長所を何個もダラダラと書くと、印象が薄れてしまいます。逆効果。
そのような場合には、相手や状況に応じて、数ある長所の中から1つ選べばいいだけ。相手に響きそうな長所を。
そのためには、数多くの「自分の長所」を把握しておく必要があります。
長所なんて10個でも、20個でも持っておけばいいんです。
誰にでも当てはまるけど、多くの人が意外と気付いていない長所
誰にでも当てはまるけど、多くの人が意外と気付いていない長所があります。
それは「成長できること」。
生きている限り、必ず成長します。たとえ、一日中ボケ~っとテレビを見ていたとしても。
テレビからは新しい情報が入ってきます。天気予報でさえ「今日の天気は晴れ」といった新しい情報が入ってくる。
新しい情報を得たということは、成長したということ。昨日までの自分とは変わったということ。
「成長できる」なんてことは当たり前過ぎるかもしれません。ですが、このことはメチャメチャ重要です。
「自分は成長できる!」と心底思い込んでいる人は、新しいことに果敢にチャレンジできます。壁にぶつかった場合もあきらめずにチャレンジし続けることができます。そして、最後には壁を超える。
ただし、就職などで「成長できること」を長所として使うのは要注意です。
誰にでも当てはまることはインパクトが弱くなってしまいます。就職面接のような短期決戦型のものはインパクトが重要。
もし使うのであれば、実体験とセットで使うことをおススメします。例えば、「たった1週間で〇〇ができるようになりました」など。
「短所」も把握すべし
「長所」だけでなく「短所」も把握することをおススメします。
「長所」を聞かれる場合は、たいていセットで「短所」も聞かれることが多い。というのもあるのですが、理由はそれだけではありません。
未然にトラブルを防止できるからです。
例えば、就職した後に
「あれ?なんかこの仕事は自分に向いてない・・・」
そんな事態を未然に防げるようになります。
短所の見つけ方は長所の見つけ方と同じです。
「長所」と「短所」は表裏一体
そもそも、「長所」と「短所」は表裏一体です。
例えば、いつも家がきれいな人のことを「貴重面(長所)」と捉えることもできるし、「神経質(短所)」と捉えることもできる。
これを上手く使えば、就職面接のときに「短所」を「長所」にみせることができます。
例えば、「細かい作業を必要とする会社」の就職面接で、
「自分の短所は神経質なところです」
なんていえば、相手は喜んで採用してくれます。
「長所」は「短所」でもあるし、「短所」は「長所」でもある。
このことを頭の片隅に入れておくと、自分の戦略の幅が広がります。
まとめ
- 「長所」なんて自分で自由に決めればいい
- ただし、自分自身が心の底から「長所」だと思えるものでなければならない
自分自身が心の底から「長所」だと思えるものを見つけるためには、
- 親や友達に聞いてみる
- 過去の自分と向き合ってみる
- 新しいことにチャレンジしてみる
の3つがおススメです。
また、「自分の短所」についても把握することをおススメします。
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