2020年4月14日 / 最終更新日 : 2021年6月23日 林 英嗣 少しだけ役立つクイズ それって100メートル何秒?少しだけ役に立つクイズ【5】それって100メートル何秒?少しだけ役に立つクイズ【5】 「暇つぶしになりつつ、少しだけ役に立つ(?)クイズ」第五弾。「それって100メートル何秒?」 日本プロ野球のピッチャー最速記録は「時速165キロ」(大谷翔平選手)。 メチャメチャ速い!って言いたいところなんですが、ぶっちゃけどれだけ速いか全く想像できないんですよね・・・。身の周りに時速165キロのものなんてありませんし。 「時速〇〇キロではなく、100メートル〇〇秒なら、速さをイメージしやすいんじゃないか?」そう思い、世の中のいろんな「速いもの」を100メートル〇〇秒にしてみました。 100メートル走だったら、ほとんどの人が実際に走ったことがあるはず。きっとイメージしやすいと思うんですよね。ちなみに、100メートル走の世界記録はウサイン・ボルト氏の「9.58秒」。速すぎますね・・・。 「それって100メートル何秒?」これが今回のクイズです。まあ、とりあえずやってみましょう!大谷翔平選手の投げるボールは?第一問。大谷翔平選手が投げるボールは100メートル何秒? (正解だと思うものをクリックしてください。ただし、最初から最後までスピードは変わらないものとします。)0.2秒1.2秒2.2秒正解!お見事!残念!不正解!正解&補足説明正解は「2.2秒」。 つまり、時速165キロは「100メートル2.2秒」。これを速いと感じるか、遅いと感じるかは人次第ですが、個人的には「あれ?意外と遅いな」と感じました。少なくともデッドボールになることはなさそうです。 でも、実際の野球の場合はピッチャーとバッターの距離は18.4メートル。そこからさらに一歩踏み出して投げるので、実際の距離は17メートルくらい。 それを前提に計算すると、大谷選手がボールを投げてから手元にくるまで「0.37秒」。そう考えるとやっぱりメチャメチャ速いですね・・・。 普通の人は、大谷選手がボールを投げる前にバットを振り出さないと間に合わなそうです。しかも、球種はストレートだけでなく、カーブにスライダーにスプリット。 一般人はどう頑張っても打てそうにありません。そもそも、超一流のプロ野球選手ですらなかなか打てませんが・・・。 こん感じで世の中の「速いもの」を「100メートル〇〇秒」で表していきたいと思います。では、次の問題。飛行機(大型ジェット旅客機)は?第二問。飛行機(大型ジェット旅客機)は100メートル何秒? (ここでは、ボーイング787とします。)0.04秒0.4秒4秒正解!お見事!残念!不正解!正解&補足説明正解は「0.4秒」。 100m0.4秒。やっぱメチャクチャ速いですね。 ちなみに、ボーイング787の速度は「マッハ0.85」。(ウィキペディアより) 出てきましたね。「マッハ」。ただ、この「マッハ」ってちょっと複雑なんですよね・・・。「マッハ1」=「時速〇〇キロ」と、ただ一つの値に決まるわけではありません。 地上だと「マッハ1」は「時速1,200キロ程度」なんですが、飛行機が飛ぶような上空だと「時速1,000キロ程度」になります。この「マッハ」は、温度など、周りの環境によって変わります。 「マッハ1」=「時速1,000キロ」とすると、 「マッハ0.85」=「時速850キロ」ということ。 ただ、「時速850キロ」って速すぎてイメージが湧きにくいんですよね・・・。ですが、「100メートル先から飛行機が0.4秒後に自分のところにやってくる」と考えれば、少しイメージしやすいと思います。というか若干恐怖を感じますね。 では、次の問題に行きましょう。ピストルの弾は?第三問。ピストルの弾は100メートル何秒? ただ、ピストルといっても色々な種類があるので、ここでは日本警察が所持している拳銃とします。(ウィキペディアによると「ニューナンブM60」という型式が多いようです。)0.03秒0.3秒3秒正解!お見事!残念!不正解!正解&補足説明正解は「0.3秒」。 日本警察が使用している拳銃の弾の速さは非公開です。まあ、当たり前なんですが。ネット情報から考えると、おそらく「秒速300m程度」だと思われます。つまり、「時速1100キロ程度」。 100メートルだと0.3秒程度。 やっぱり速いですね。しかも、実際に使用されるときは、もっと至近距離になるでしょうし。もし、10メートルなら0.03秒。とても避けられません。ちなみに、ライフルなどもっと強力な銃になるとさらに初速が速くなるようです。 恐ろしい・・・。日本が銃を禁止してくれたことを心底ありがたく思います。 では、次の問題に行きます。地球の自転の速さは?第四問。地球(赤道付近)の自転の速さは100m何秒?0.02秒0.2秒2秒正解!お見事!残念!不正解!正解&補足説明正解は「0.2秒」。 地球1周は約4万キロメートル(赤道付近)。1日は24時間。時速に換算すると「時速1,600キロ程度」です。 つまり、自分自身がものすごいスピードで毎日くるくると周っているということ。 <大谷選手の速球> 100メートル2.2秒<大型ジェット機> 100メートル0.4秒<ピストルの弾丸> 100メートル0.3秒<自分自身> 100メートル0.2秒 どれも「メチャメチャ速い」と感じるのに、一番速いのは自分自身というオチ。なんか不思議ですね。 でも、実は地球の公転速度はもっと速いんです。次の問題で確認してみましょう。地球の公転の速さは?第五問。地球の公転の速さは100メートル何秒? 0.0003秒0.003秒0.03秒正解!お見事!残念!不正解!正解&補足説明正解は「0.003秒」。100メートル0.003秒。もはや認識すらできない速さです。 地球と太陽の距離は約1億5000万キロメートル。バカでかい円(※)を描きながら、太陽を中心に地球が周ります。(※ きれいな円ではなく楕円です。)365日かけて1周。 そりゃとんでもないスピードになりますよね。ちなみに「時速11万キロ程度」。秒速だと「秒速30キロ程度」。 つまり、私達は1秒間で30キロも移動しているということ。 いやはや、速すぎてわけがわかりませんね。それに全く実感も湧きません。まとめいかがだったでしょうか。「時速〇〇キロ」を「100m〇〇秒」で考えてみると、違う印象になったのではないでしょうか。「秒速〇〇メートル」に変えても違う印象になると思います。 視点を変えて考えてみる。速さに限らず、他のことにも使えます。 何かに行き詰ったときは、視点を変えて考えてみてはいかがでしょうか?新たな発見があるかもしれません。 今回のクイズはここまでです。お疲れ様でした。次のクイズ次のクイズへ もう1度このクイズにチャレンジクイズ一覧ΔFacebooktwitterHatenaPocketCopy