【簡単な木工遊び】子供と木琴を作ってみた。1,500円のDIY

【簡単な木工遊び】子供と木琴を作ってみた。1,500円のDIY

木琴完成図

 
子供(5才)と木琴を作成しました。

かかった費用は1,500円程度。

それで、家族全員が半日は楽しめました。

 
遊びに行く場所がないな・・・
新しいオモチャを買うのはちょっと・・・

 
そんなときは「木琴作り」はいかがでしょうか?

個人的には、かなりおススメです。

 
この記事では、木琴の作り方をお伝えします。

ただし、我流なので、綺麗な音は出ませんのであしからず。(なんとなく「ドレミファソラシド」のようには聞こえます。)

木琴を作ることになったきっかけ

木琴を作ることになったきっかけは、幼稚園の父母参観です。

木工遊びをやるので、作るものを考えてきてください

と、幼稚園から指令が・・・。

 
ただ、私は不器用なので、工作が得意ではありません。妻も同じく。

「困ったな・・・」と思い、ネットで「木工遊び」について調べることに。

 
どれも難しそうだったのですが、「木琴」であれば作れそうな気がしました。

木の板を切って、釘を打つだけなので。

 
そんな経緯で木琴作りにチャレンジすることに。

必要な道具は、ほとんど100均で揃う

必要な道具は、ほとんで100均で揃いました。

今の100均って本当に何でもありますね。

 
【ノコギリ】

ノコギリ

例えば、ノコギリ。

まさかノコギリが100均で売ってるとは思いませんでした。ただし、さすがに100円ではなくて、200円です。

 
 
【トンカチ】

トンカチ

トンカチも。こちらは100円。

 
 
【釘】

釘

釘(100円)も売ってました。たくさん入ってますね。こんなに使えません。どうしよう・・・。

 
必要本数は20本ですが、曲がってしまう場合もあるので30本くらい準備しておくと安心です。

あと、木琴を頑丈にするためには「大きな釘」の方が良いのですが、その分、力が必要になります。子供が小さい場合、苦戦するかもしれません。

その場合は、木琴が少し弱くってしまいますが、「小さめの釘」の方がよいかと思います。

 
 
【ヤスリ(木工用)】

木工用ヤスリ

あと地味に重要なのが木工用ヤスリ(100円)です。

木材をノコギリで切断した後は、「棘(とげ)」が出ているので要注意です。

実際、妻の手に棘が刺さってしまい、かなり痛がっていました。

 
ただ、紙ヤスリはすぐに摩耗して使えなくなるという欠点があります。

上の写真のヤスリは、長持ちするようです。たしかに長く使えたような気がします。

 
 
【バチ(?)】

バチ

木琴を叩く「バチ」。さすがにこれは売っていませんでした。(大きい100均の店舗にはあるかもしれませんが・・・)

店内を探し回っているうちに、上の写真の「肩たたき」を発見しました。

右側は、まさに「木琴のバチ」です。

左側についているのは「たこ焼き」です。かわいい・・・。

 
これをバチ代わりにすることにしました。(200円です。)

 
 
【木材】

主役の「木材」も売っていたのですが、自分のイメージとは合わなかったので、木材だけはホームセンターで買うことにしました。

 
ちなみに、これらは「DAISO」の商品です。

木材だけホームセンターで購入

「良い木材あるかな・・・」

と思ってホームセンター(カーマ)に行ったら、メチャメチャありました。

普段、木材コーナーに行くことはないので、ちょっとびっくりしました。

 
私が購入したのはこの木材です。

木材

 
高さ16mm、幅40mm、長さ3985mm(約4m)

メチャメチャ長い・・・。

アカマツ同縁 乾燥材という木材です。

 

価格は・・・

なんと225円(税抜)。

 
木材ってこんなに安いんですね。木の種類にもよると思いますが・・・。

木材に関しては、100均よりも安くて良い物を買えるのではないかと思います。

 
ただ、4mもあると車に積めません。

無料の作業場で3つに切断して持って帰りました。

ホームセンターならそのような作業場があるはず(?)です。(ちょっと自信ありません。)

あと必要なのは・・・

あと必要なものといえば・・・

 
【軍手】

軍手」も準備することをおススメします。(大人用と子供用)

棘が刺さるのを防ぐことができますし、ノコギリやトンカチを使う際に安全です。

 
 
【定規】

定規」も必要です。木材の長さを測る際に必要になります。30センチ定規など、長い方が測りやすいです。

 
 
【太めのペン】

切る部分に印をつけるために「ペン」も必要です。

太めのペン」がおススメです。理由についてはのちほど説明します。

 
これらも100均で購入できます。

 
あと、仕上げに拘(こだわ)るのであれば、「ニス」を塗るのもいいかもしれません。

私はそこまではやらなかったので、今回の記事では省略させて頂きます。

必要な道具まとめ

木琴作りに必要な道具をまとめます。

  • ノコギリ   200円
  • トンカチ   100円
  • 釘(30本) 100円
  • 木工用ヤスリ 100円
  • バチ(?)  200円
  • 木材     225円
  • 子供用軍手  100円
  • 大人用軍手  100円
  • 定規(長め) 100円
  • 太めのペン  100円

 
合計1325円。税込み1,457円。

 
1,500円もあれば、木琴を作ることができます。

既に持っている道具もあると思いますので、実際には、1,000円もかからないのではないでしょうか。

木琴の作り方

ここからは木琴の作り方を紹介します。

出来上がりはこんなイメージです。

 
上から

木琴完成図(上から)

 
下から

木琴完成図(下から)

 
横から

木琴完成図(横から)

 
木材を切ってしまえば、釘を打つだけです。

木材の長さ

木材の長さは自由に決めることができます。

なにせ4mもありますから・・・。

 
この記事では、私が作ったときの長さを紹介します。

こんな感じに切りました。

木材を切ったところ
  • 370mm 2本土台
  • 220mm 2本 「ド」と「土台
  • 208mm 1本 「レ」
  • 196mm 1本 「ミ」
  • 190mm 1本 「ファ」
  • 179mm 1本 「ソ」
  • 169mm 1本 「ラ」
  • 160mm 1本 「シ」
  • 156mm 2本 「ド」と「土台

 
長さは、音階になるように決めていますが、正確な音にはなかなかなりません。木材の材質や高さ、幅などによっても音が変わるからです。

「土台用の木材」と「鍵盤用の木材」

2本あるのは、土台用木材です。

「370mm 2本」「220mm 1本」「156mm 1本」の計4本で土台を作ります。

木琴完成図(下から)

 
残りの木材で「鍵盤(けんばん)」を作っていきます。

木琴完成図(上から)

木材の「幅」が違うときは・・・

これらの寸法は、木材の幅が「40mm」の場合です。

もし、木材の幅が「50mm」であれば、「鍵盤(けんばん)」がはみ出してしまいます。

逆に、木材の幅が「30mm」であれば、「鍵盤」と「鍵盤」の間がスカスカになってしまいます。

 
「40mm」以外の木材を使う場合、木材の幅に合わせて「370mmの木材」の長さを調整してみてください。

 
(木材の幅+5mm)×8+10mm

くらいがよいのではないかと思います。

縦横比を合わせたい場合は・・・

ただ、木材の幅が40mmと大きくことなる場合、少し不格好な木琴が出来上がってしまいます。

例えば、木材の幅が20mmの場合。

上の計算式を使うと

 
(20+5)×8+10=210mm

 
出来上がりはこんなイメージです。

木琴の縦横比を合わせる(変更前)

 
鍵盤が細長い気がしますね・・・。

縦横比を合わせたい場合は、下の「変更後の寸法」を使ってみてください。

 
 
【もともとの寸法】

  • 370mm
  • 220mm
  • 208mm
  • 196mm
  • 190mm
  • 179mm
  • 169mm
  • 160mm
  • 156mm

 
【変更後の寸法】

  • (木材の幅+5)×8+10
  • 220×木材の幅÷40
  • 208×木材の幅÷40
  • 196×木材の幅÷40
  • 190×木材の幅÷40
  • 179×木材の幅÷40
  • 169×木材の幅÷40
  • 160×木材の幅÷40
  • 156×木材の幅÷40

 
木材の幅が20mmの場合、仕上がりのイメージはこんな感じになります。

木琴の縦横比を合わせる(変更後)

まずは、木材の切る部分に印をつける

線を引く

まずは、木材の切る部分に印をつけていきます。

30cm定規」など、長めの定規があると印をつけやすいです。

 
この線は「太く」することをおススメします。

なぜかというと、ノコギリの刃が通る部分が1~2mmあるからです。

線にノコギリの刃を重ねる

 
例えば、「細い線」を引いて「370mm」ちょうどに切ろうとすると、ノコギリの刃のせいで、できあがりが「369mm」になってしまう可能性があります。

 
とはいっても、私のようにノコギリ作業に慣れていない人は、正確な寸法に切ること自体が難しいので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

ひたすらノコギリで切っていく

子供が木材をノコギリで切るところ

あとはひたすらノコギリで切っていきます。

子供にやらせる場合は、軍手をさせることをおススメします。

 
あと、切り始めが少し難しいので、最初に切れ目だけつけてあげると、子供が切りやすくなります。

 
ノコギリ作業は結構疲れるので、家族で交代しながらやるといいと思います。

切った後はヤスリで角を丸める

木工用ヤスリ

切った後はヤスリで角を丸めていきます。

切断後の断面に棘が出ている可能性もありますし、それ以外の部分にも棘がある可能性もあります。

完成後は触る機会が多くなるので、この時点でなるべく綺麗にすることをおススメします。(地味に結構疲れます。)

あとはひたすら釘を打っていくだけ

子供がトンカチで釘を打つところ

あとはひたすら釘を打っていくだけです。

子供にやらせる場合には、軍手をさせることをおススメします。誤って自分の指をトンカチで打ってしまったときに、少しだけですが痛みを軽減することができます。

あと、釘が斜めになりやすいので、適宜サポートが必要です。

まずは土台を作る

まずは土台を作ります。

こんな感じです。

木琴の土台完成図

釘を計4ヵ所打ちます。(手で持っている軍手が写ってしまいました。太陽の光がまぶしくて気付きませんでした・・・)

次に鍵盤を作る

木琴完成図(上から)

これもひたすら釘を打っていくだけです。計16本。

鍵盤の間隔を空けすぎてしまうと、全ての鍵盤が入りきらなくなる可能性があります。それぞれの鍵盤の間を「5mm程度」にすると、上手く入ります。

完成!

子供が木琴に色を塗るところ

完成です。

終わった後は、鍵盤に絵を描くなど、色んなアレンジすると、より面白くなると思います。

 

肝心の音はというと・・・

肝心の音はというと・・・

「ドレミファ」はなんとなくそのように聞こえるのですが、残りの「ソラシド」はちょっと微妙でした。

寸法通りに木材を切れれば、もう少しまともな音になるはずなんですが、私達家族では上手くできませんでした。

よく見て頂くと、木材の端がボコボコになっているのがわかるかと思います。

木琴完成図(上から)

音の調整もできる

音の調整もできます。

鍵盤は長いほど「低い音」に、短いほど「高い音」になります。

つまり、木材を削っていくと高い音になります。

 
私の場合、「ソラシド」の音が低かったので、これらを少しずつ削っていきました。

木琴の音階調整

 
「ノコギリ」や「木工用ヤスリ」で削ることができます。

ただ、大幅に削る場合、先ほど紹介した「木工用ヤスリ」だと手が疲れやすいので、「鉄やプラスチック用のヤスリ(100円)」の方がいいかもしれません。

ヤスリ(鉄用)

 
いずれにしても「ヤスリ」は少しずつ削っていくものなので、なかなかの重労働です。

最初から寸法通りにきちん切ることが重要ですね・・・。

音がちょっとマシになった

削ることで最初よりはマシになりました。

でも、綺麗な「ドレミファソラシド」にはなりませんでした。工作は難しいですね・・・。

それも含めて良い経験になりました。

 
子供も自作木琴を楽しんでいます。

「かえるの歌」や「ドレミの歌」などを弾けるようになってきました。

「鍵盤を叩く」のがどうやら面白いようです。自分で作ったので愛着が湧いているのかもしれません。

まとめ

材料集めから木琴作成まで、家族全員で楽しむことができました。

家族全員で1つの物を作り上げる機会って、あまりないですよね。

今回の件で、家族の絆が強くなった気がします。

 
「遊びに行く場所がないな・・・」
「新しいオモチャを買うのもなんだかな・・・」

 
そんなときは、ぜひ木琴作成にチャレンジしてみてください。

半日もあれば作れますし、費用も1,500円未満。

 
作り終わった後も遊べます。

器用な方が作ればオブジェにもなるかと。

 
今回の記事はここまでです。お読み頂きありがとうございました。

 


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