ゲームで勉強・スポーツの成績を上げることができる!(やり過ぎはNG)
ゲームで勉強・スポーツの成績を上げることができる!(やり過ぎはNG)
「ゲームばっかやってないで勉強しなさい!」
果たしてこの言葉は正しいのでしょうか?
残念ながら、今の日本では正しいと言わざるを得ません。
「勉強ができる人」や「スポーツができる人」は賞賛されるのに、「ゲームができる人」はいまいち賞賛されません。
この違いは、おそらくお金を稼げるかどうか。
「勉強」や「スポーツ」はお金につながるイメージがありますが、「ゲーム」にはそのイメージがありません。
親は子供に「安定した暮らしをして欲しい」と願うし、会社は社員に「もっと稼いで欲しい」と願う。
そんな気持ちがあるから、「ゲームばっかやってないで勉強しなさい!」となってしまいます。悲しい世の中です。
たしかに、今の日本ではゲームで稼ぐのは簡単ではありません。でも、だからといって「ゲームをやるな」というのは少々安易な考え方だと思います。
なぜなら、ゲームで勉強やスポーツの成績を向上させることができるから。
※ 海外では「eスポーツ(ゲームによる競技)」で優勝すれば「億越えの賞金」をもらえるような大会が開催されています。そう考えると日本のゲーム業界は海外に後れをとっていますね・・・。
ゲームで勉強やスポーツの成績を上げることができる
「ゲームばっかりやるんじゃない!」
そんな風に厄介者に思われがちなゲーム。
ですが、ゲームで鍛えらえる能力はたくさんあります。それらは勉強やスポーツにも活きるものです。
先読み能力が鍛えられる
例えば、「先読み能力」が鍛えられます。
レースゲームを思い浮かべてみてください。道が右に曲がっていれば、ハンドルを右に回します。左なら左に回します。
しかし、レースゲームというのは物凄いスピードで走ります。目で見てからハンドルを回していたのではぶつかってしまいます。
少し先を予測しながら、ハンドルを回す必要があります。
他の車が走っている場合なども同じです。その車がどうように動くか、どうやったら追い越せるか、なども予測しながらハンドルを回す必要があります。
動きがあるゲーム、相手がいるゲームでは先読み能力が必要となります。(つまり、ほとんどのゲーム)
ゲームで鍛えておくと、現実の世界でも先読みできるようになります。例えば、相手の思考を先読みできるようになる、など。
判断能力が鍛えられる
先読み能力が磨かれると、数多くの選択肢の中から「最善の一手」を選べるようになります。例えば、パズルゲームなど。
制限時間が決まっている場合は、即座に判断する必要もあります。
つまり、ゲームで判断能力を鍛えることができます。
反射神経が鍛えられる
反射神経が要求されるゲームもあります。
例えば、格闘ゲーム、パズルゲーム、スポーツゲームなど。
これらのゲームは、目で動きを見て、即座に判断し、即座にキャラクターを動かす必要があります。
これを繰り返すことで「反射神経」が鍛えられます。
問題解決能力が鍛えられる
「問題解決能力」も鍛えられます。
例えば、レースゲームで好タイムを出すためには、自分の悪いところを見つけて、修正していく必要があります。
「あのカーブで少し外側に膨らんでしまったな」と思えば、次は少し早めにハンドルを回す。「早すぎたな」と思えば、次は少し遅めにハンドルを回す、など。
「自分の悪いところを発見して修正する」
この作業を繰り返すことで、最善のパフォーマンスができるようになります。
このようなクセを身につけておけば、日常生活や仕事などでトラブルが発生したときにも解決しやすくなります。
再現能力が鍛えられる
最善のパフォーマンスが1回だけできただけでは不十分です。再現できなくては意味がありません。例えば、レースゲームであれば、同じコースを何周もするので。
最初はなかなか再現できなくても、繰り返していくうちに、体が覚えて再現できるようになります。
つまり、「再現能力」が鍛えられていきます。
これらの能力は勉強にもスポーツにも応用できる
これらの能力は当然、勉強にもスポーツにも応用できます。
勉強への応用
例えば、数学。
難しい問題を解くときには、どの公式を使うのか、どのように解答まで辿りつくのか、などを考察する必要があります。
つまり、「先読み能力」や「判断能力」が必要です。
また、スピードを要求される問題もあります。「反射神経」も必要。
解いた後も、「もっと良い解き方がなかったのか」や「なぜ間違ってしまったか」などを考える必要があります。また、同じ問題が出てきたときにもう1度解けなければ意味がありません。つまり、「問題解決能力」や「再現能力」が必要になります。
スポーツへの応用
スポーツは「全身」を動かす。
ゲームは「指先」を動かす。
大きな違いはこれだけです。
状況判断して、最善の一手を、最速で繰り出す。
スポーツもゲームも同じです。
- 先読み能力
- 判断能力
- 反射神経
- 問題解決能力
- 再現能力
これらの能力は、当然スポーツにも必要です。
ゲームも勉強もスポーツも本質的にはそれほど変わらない
つまり、ゲームも勉強もスポーツも本質的にはそれほど変わらないということ。なのに、ゲームだけが厄介者扱いされていることを悲しく思います。
ゲームを頑張れば、勉強・スポーツの成績が上がります。
もちろん、ゲームをやるだけでは不十分です。勉強であれば、公式や単語を覚えなくてはいけません。スポーツであれば、体を鍛えなくてはいけません。
ですが、
- 先読み能力
- 判断能力
- 反射神経
- 問題解決能力
- 再現能力
これらの能力を身につけるためには、「ゲーム」と「勉強」どちらが簡単か?
それは、当然「ゲーム」の方です。「勉強」の場合、つまらなすぎてこれらの能力を身につける前に挫折してしまう可能性があります。
「スポーツ」の場合も同じです。体力をそれほど必要としない「ゲーム」の方が簡単です。
ゲームをやりつつ勉強する。
ゲームをやりつつスポーツする。
こちらの方が成績を上げるためには、理にかなっています。ゲームも捨てたもんじゃありません。
ただし、真剣に取り組むことが条件
ただし、真剣に取り組むことが条件です。
「ヒマだからゲームしようか」
くらいの気持ちでは、効果が薄くなってしまいます。それは時間のムダ。
ゲームにしろ、勉強にしろ、スポーツにしろ、真剣に取り組むことで成績が伸びていきます。
ゲームは勉強にもスポーツにも見劣りしない
ゲームは勉強にもスポーツにも見劣りしません。
違いは「お金を稼げるかどうか」。
まあ、それが大きいんですが・・・
ですが、お金だけで物事を判断していると大切なものを見落としてしまう。そのような気がします。
ゲームのプロは本当にすごい
プロ野球選手がファインプレーをすれば、大声援が沸き起こります。サッカー選手がスーパーゴールを決めても大声援が沸き起こります。
ゲームの中にもスーパープレーが存在します。見ただけで感動したり、鳥肌が立つようなものもあります。野球やサッカーと比べても何の遜色もありません。ゲームの認知度が低い。ただそれだけです。
ゲームの開発者も人生をかけている
ゲームの開発者は「ゲームで楽しんでもらう」ことに人生をかけています。面白くないわけがありません。どんなゲームも必ず面白いように創られています。
ゲームをやらずに、否定する人は如何なものかと思います。「ゲームばっかしないで勉強しなさい!」と言われるよりも、「ゲームはめちゃめちゃ楽しいよね。それはわかる。でも、勉強もしようよ」と言われた方が、多少は勉強のやる気が出ます。
ゲーム会社さん、頑張って!(個人的希望)
海外では「eスポーツ」が盛んになってきています。日本はその流れについていけてません。この流れに置いてかれると、数年後には日本経済は大ダメージを受ける可能性があります。
ゲームが盛んな国では、ゲーム開発に多額の資金を費やすことができます。つまり、面白いゲームが生まれやすい。
つまり、海外のゲームの方がどんどん面白くなり、日本のゲームはつまらなくなる。
そんなことになってしまえば、売れるのは海外のゲームばかり。日本のゲーム産業は衰退してしまいます。
海外のゲームを日本仕様に変更するだけのつまらない会社ばかりになってしまいます。
ロイヤルティー(版権料)のせいで、販価が高くなる。その結果、売れなくなる。利益がどんどん減っていく。日本独自のコンテンツもどんどん減っていく。
そんなことにはならないで欲しい。
ゲーム会社さんには、優勝賞金が「億越え」の大会を開催して欲しい!(個人的希望)。このくらいやれば、マスコミも色めき立ちます。
数千万円レベルでは、夢がありません。ゲームに人生を懸ける人は、基本的にゲームしかしないので、数千万円もらったところで安泰して暮らすことはできません。また、世間の目もゲームに対して冷たいまま。
1度バーンとでかい大会をやれば、後からみんながついてきます。先駆者が必要です。将来の日本のゲーム産業、日本の経済のためにも、法律の問題なんてさっさと解決して、大きな大会を開催することを切に願います。
でも、やっぱり勉強もやろう
残念ながら、今の日本ではゲームで稼ぐことは簡単ではありません。もし、ゲームに人生をかけるのであれば、海外に拠点を置く必要があります。
そこまでやりたくないのであれば、勉強やスポーツなど、他のことも頑張ることをおススメします。お金を稼ぐという意味では勉強が一番簡単です。
まとめ
ゲームを真剣にやれば、勉強やスポーツの成績を上げることができます。
ただ、当然ゲームだけでは成績は伸びません。
ゲームをやったら、その分、勉強やスポーツも真剣にやる。メリハリが大切です。
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