頭がフリーズする原因と対処法。まずは紙に書き出そう!頭の中だけで考えてちゃダメ!
頭がフリーズする原因と対処法。まずは紙に書き出そう!頭の中だけで考えてちゃダメ!
パソコンやスマホが動かないときに
「フリーズした」
なんて言いますよね。
人も同じように
「考えがなかなかまとまらない」
「頭の中を同じことがグルグル回る」
「何も考えられない」
そんな状態のことを「頭がフリーズする」なんていったりします。思考停止状態といったりもします。
さて、ここからが本題です。
パソコンやスマホがフリーズした場合、どう感じますか?
おそらく、ほとんどの人がイライラすると思います。
フリーズ中は何もできません。時間だけがムダに過ぎていく。
同じように「自分の頭がフリーズする」というのは、時間なムダでしかありません。
考えているようで、実は何も考えてない。そんな状態です。
つまり、頭がフリーズしてしまった場合は、早急に対処する必要があります。
そのためには、まず「原因」を突き止める必要があります。
頭がフリーズする原因と対処法
頭がフリーズする原因は至ってシンプルです。
次の関係が成り立つときです。
自分の実力 < 問題の難易度
つまり、自分の実力では処理できないような問題に出くわした場合です。
だったら、対処法は次の4つしかありません。
- 自分の実力を上げる
- 問題の難易度を下げる
- 「1」と「2」の両方を実践する
- あきらめる
あきらめるのもアリ?
4つ目の「あきらめる」が意外と重要かもしれません。
ムダに時間を費やすくらいなら、あきらめて別のこと(自分ができること)をやった方がはるかに効率的です。
ただ、「あきらめる」にも
- 自分はあきらめるけど、他の人にやってもらう
- 本当にあきらめる
の2パターンあります。
前者の場合は、問題を解決できる代わりに何かしら代償を支払うことになります。無償でやってくれる人はそんなにいません。
後者の場合は、問題が放置されることになります。
「時間とともに消え去っていく問題なのか」、それとも、「時間とともに大きくなっていく問題なのか」は、その問題次第。
「時間ととも消え去っていく問題」であれば、そもそも、そこに時間を費やしていたこと自体が間違っていたといえます。
ですが、このパターンは意外と多いような気がします。たいしたことないことに悩み続けて時間をムダにした、など。
しかし、「時間とともに大きくなっていく問題」であれば、なんとしても解決しなくてはいけません。できるだけ早急に。
また、どのパターンにしても、あきらめてしまうと、自分の成長機会を放棄することになります。
それはあまり得策ではありません。
いつまで経っても同じことしかできない。新しいことができない。
そんな人間になってしまいます。
この3ステップで取り組むべし
おススメなのは、次の3ステップで問題に取り組むことです。
- 放置して良い問題か検討してみる
- よくない問題であれば、まずは自分でなんとかする
- 解決できなければ、他人に助けてもらう
といったステップがおススメです。1つ目のステップで、放置して良い問題であれば最初から取り組まない方が無難です。
2つ目のステップで、自分でなんとかするためには
「自分の実力を上げる」
「問題の難易度を下げる」
必要があります。
先述の
自分の実力 < 問題の難易度
という関係性を崩す必要があるからです。
自分の実力を上げるには
自分の実力といっても、この「自分の実力」というのは、かなりあいまいなものです。
なぜかというと、自分の実力を100%出し切れることはまずないから。
そのときの状況によってかなりバラツキがあります。
最も低くなるときは「寝る直前」でしょうか。
眠くてウトウトした状態では、おそらく、本来の実力の1%も出せません。
そう考えると、実力を上げる(本来の実力の最大値に近づける)ためには、「体調を整えること」が重要といえます。
他にも、「別のことに心を奪われてしまっているとき」も同じように実力を発揮できません。
「今日すごくイヤなことがあった・・・」
「明日すごくイヤなことがある・・・」
逆に、
「今日メチャメチャいいことがあった!」
「明日メチャメチャ楽しみなことがある!」
そんなときには、「心ここにあらず状態」になってしまうので、本来の実力を発揮できなくなってしまいます。
つまり、「気持ちの切り替え」が重要になってきます。
「体調を整えること」や「気持ちを切り替えること」。
これらは、自分の実力を上げるというよりも、「自分が本来持っている実力を出し切れるようにする」という表現の方が正しいかもしれません。
これらを実践するだけで、問題を解決できるときもあります。
自分の実力を出し切っても解決できないとき
しかし、自分の実力を出し切っても解決できない、そんな問題に出くわすこともあります。
その場合は、自分の実力の最大値を上げるしかありません。
そのためには、「新しい知識をインプットする」必要があります。
幸いにも、現代はネットが普及しています。
自分が悩んでいることは、たいていの場合、他人も悩んでいます。
そして、ネットを調べれば、たいていの場合、その解決方法も提示されています。
ですが、複雑な問題や難解な問題は、ネットでは調べられないこともあります。
そんなときは、次の「問題の難易度を下げていく」必要があります。
問題の難易度を下げるには
問題の難易度を下げるといっても、問題自体の難易度が下がることはありません。
例えば、「コロナウィルスの対策をどのようにすればいいのか?」
といった問題を考えるときに、コロナウィルスが強くなったり、弱くなったりするわけではありません。
腹立たしくも、変化することなく待ち構えています。
つまり、問題そのものの難易度が変わることはありません。
では、どうすればいいのかといえば、自分で問題の難易度を下げていくしかありません。
「パズル」を想像して頂くと分かりやすいと思います。
パズルは、最初のうちはどこから手を付けていけばいいのかわかりません。難易度が高い状態といえます。
ですが、進むにつれてピースが埋まっていくので、少しずつ簡単になっていきます。
つまり、問題の難易度を下げたければ、「自分のわかるところから少しずつ解決していけばよい」ということです。
解決するほど、問題の難易度は下がっていきます。
一番重要なのは「書き出すこと」。頭の中で考えちゃダメ。
あと重要なのが「書き出すこと」です。
頭の中だけで考えていると、簡単な問題でも難しく感じてしまう可能性があります。
例えば、次の計算をイメ―ジしてみてください。
36×28=
この計算を「暗算で」できるでしょうか?
そろばんをやっていた人はできるかもしれませんが、多くの人はできないと思います。(私もできません。)
ですが、こんな計算は小学生でもできますよね。
なぜできるかといえば「筆算」を使うから。
36
×28
━━━━
288
+72
━━━━
1008
筆算を使えば簡単に答えを導き出すことができます。
この計算をステップごとに分解してみると、次のようになります。
- 36×8=288
- 36×2=72
- 288+72(0)=1008
このような簡単な計算を3つやっているだけです。
ですが、頭の中でやると途端にできなくなってしまいます。
なぜかといえば、「前のことを忘れてしまうから」。
実際に次の計算を「目をつぶって、頭の中だけで」やってみてみてください。
36×28=
計算が得意な人は、1つ目のステップの「36×8=288」くらいであれば、頭の中でできるかもしれません。
ですが、計算できたとしても2つ目のステップに移る際に、「あれ?次は何を計算すればいいんだっけ?」となってしまうはずです。
つまり、前のことを忘れてしまうんです。こんな簡単な計算でさえ。
だったら、もっと複雑な問題になったらどうでしょうか?
頭の中だけで考えるのは愚かな行為といえます。
問題の解決を放棄しているといもいえます。
つまり、問題を解決したければ「書き出すこと」が重要ということです。
まとめ
頭がフリーズしたときに、取るべきステップをまとめます。
頭がフリーズするような問題に出くわしたときには、まず、
「体調を整える」
「気持ちを切り替える(問題に集中する)」
次に、
「この問題を放置しても良いのかどうかを検討する」
良ければその問題は放置する。
良くなければ、
「問題を紙に書き出していく」
そして、
「自分ができるところから少しずつ解決していく」
手をつけられるところがなくなったら、
「ネットなどで新しい情報をインプットする」
そして、また
「少しずつ問題を解決していく」
それでも、どうしても解決できなければ、
「あきらめて、他の人に助けてもらう」
このような流れがおススメです。
個人的には「問題を紙に書き出していくこと」が一番重要なように思います。
私はこれを実践してから「頭がフリーズする時間」がかなり減りました。
ブログで記事を書いていると「う~ん。どう書いていこう・・・。何を書いていこう・・・。」そんな悩みが出てくるのですが、紙に書くことでかなり悩みが解消されました。
頭がフリーズしたときには、とりあえず「紙に書き出すこと」がおススメです。
「頭がフリーズすること」ほどムダな時間はありません。
「フリーズしたときはこのようにする」といった手順を決めておくことをおススメします。
この記事で紹介した方法は、あくまで一例ですので、自分にあった「フリーズの解除方法」を見つけて頂ければと思います。
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