ひらめき力を鍛えよう!
ひらめき力を鍛えよう!
「ひらめく」とは、「今まで自分が気付けなかったことに、何かのきっかけで気付く」こと。
「ひらめき力のある人」と聞くと、頭の回転の速い人などを想像するかもしれません。しかし、「ひらめき力」は誰もが持っている力です。
「ひらめき力」を鍛えるためには次の4つが必要です。
- 悩み
- 願望
- 知識
- きっかけ
ひらめきには「悩み」が必要
ひらめきには「悩み」が必要です。困っている、不便だ、非効率だ、などの悩みです。
悩みがあるからこそ、悩みを解決するための「ひらめき」が産まれます。悩みを自分自身で理解していなければ、「ひらめく」ことはできません。
「悩み」を明確にすることが重要です。
ひらめきには「願望」が必要
悩んでいるだけでは、「ひらめく」ことはできません。その悩みに対して
「もし、〇〇だったらいいのに・・・」
という「願望」が必要です。
この「願望」を実現したい気持ちが「ひらめき」につながります。
「願望」を深掘りしていく
「願望」を深掘りしていくことも重要です。最初に思いつく「願望」はぼんやりとしているため、イメージが湧きにくくなります。
例えば、悩みが「携帯の電波が悪い」であれば、願望は「もし、携帯の電波が良ければいいのに・・・」ですが、これではぼんやりしています。
そこで、もっと深掘りすると
- 携帯の受信力がもっと強ければいいのに・・・
- 電波自体がもっと強ければいいのに・・・
となります。これをどんどん深掘りしていくと、より具体的な願望になり、イメージがつきやすくなります。
願望は何でもOKです。「実現不可能なこと」でもどんどん書き出してください。実現不可能だと思っていたことが、実現できれば大発明になります。
書き出す数の目標は、出尽くしたところからプラス5個です。絞り出した後に出てくるアイデアが「ひらめき」につながります。
ひらめきには「知識」が必要
「もし、〇〇だったらいいのに・・・」を実現するためには、「知識」が必要です。
先述の「携帯の電波」の場合でも、携帯や電波の「知識」がなければ、深掘りもできませんし、深掘りしたところで、実現する方法も思いつきません。
まずは、「悩み」に対する「知識」を増やすこと。
次に「願望」に対する「知識」を増やすこと。
これらの「知識」が増えることで「ひらめき」やすくなります。
ここまでが下準備
- 悩み
- 願望
- 知識
この3つを揃えるだけで、「ひらめく」場合もあります。しかし、多くの場合、これだけでは不十分です。
なぜなら、これらは「既存の情報」だからです。
「悩み」や「願望」は自分の頭の中から捻りだした「既存の情報」ですし、「知識」も本やネットなどの「既存の情報」から得るはずです。
「既存」ということは、多くの場合、世の中の頭の良い人が考えつくした後の状態です。そこからさらに洗練された案を産み出すのは簡単ではありません。
※ 受験数学やなぞなぞなど、「既に」答えがある問題であれば、「既存の情報」だけで十分です。
ひらめきには「きっかけ」が必要
そこで必要なのが「きっかけ」です。
面白いもので、「悩み」「願望」「知識」の3点が揃うと、今までスルーされていた情報がひっかかるようになります。
例えば、以前はぼ~っと見ていたテレビも、「あっ、これは使えるかも!」と思うことが多くなります。何気ないことが「きっかけ」になってくれます。
「きっかけ」なので、必ず出会うとは限りません。
しかし、
- 「悩み」を明確にすること
- 「願望」を深掘りすること
- 「悩み」と「願望」に関する「知識」を増やすこと
この3つをすることで「きっかけ」に出会う確率が高くなります。
さらに出会う確率を高めるためには、「『普段自分がやらないこと』をやること」がおススメです。人は年をとるにつれ、行動がどんどんワンパターン化していくので、既存の情報ばかりを目にするようになります。
- 行ったことのない場所に行く
- 普段見ないテレビや映画を見る
- 普段は読まない本や雑誌を読む
などで、「きっかけ」に出会う確率が高まります。
いずれにしても、「きっかけ」に出会うためには準備が必要です。
つまり、「ひらめき」は準備している人にしか訪れません。
そもそも、ひらめく必要ないかも?
悩んでいることは、そもそも「ひらめき」が必要ないかもしれません。
自分が悩んでいることは、当然、他の誰かも同じように悩んでいます。そして、他の誰かが既に解決策を見つけているかもしれません。その場合は、それを「知る」だけで完了です。
ただ、この場合も、「願望」や「知識」がないとそれらの情報に気付くことができません。
とりあえず悩みごとがあったら、
- 「悩み」を明確にすること
- 「願望」を深掘りすること
- 「悩み」と「願望」に関する「知識」を増やすこと
を実施してみてください。「ひらめく」ことなく、解決するかもしれません。
解決できなければ、、「普段自分がやらないこと」をやって、「きっかけ」に出会う確率を高めてください。
「ひらめき」に出会うためには「下準備」が必要です。