決断できないときに役立つ「メリット・デメリット表」
決断できないときに役立つ「メリット・デメリット表」
決断できない理由は、
- どんなメリットがあるのか?
- どんなデメリットがあるのか?
- どれが総合的にお得なのか?
などがわからないからです。
決断できないときにおススメなのが「メリット・デメリット表」です。
どれが総合的にお得か一目でわかるようになります。
メリット・デメリット表とは?
メリット・デメリット表とは、その名の通り「メリットとデメリットを表にしたもの」です。
悩んでいることを横並びで見ることで、決断しやすくなります。
例えば、次のようなイメージです。
これは「海外旅行の行先を悩んでいる場合」のメリット・デメリット表です。(あくまで一例です。)
メリット・デメリット表の作り方
メリット・デメリット表の作り方を紹介します。
悩んでいる項目を並べる
まず、悩んでいる項目を並べます。
文字数が少ない場合は、「横に」
文字数が多い場合は、「縦に」
並べると表が見やすくなります。
絶対外せないポイントを3つ並べる
次に、絶対外せないポイントを「3つ」並べます。
あれもこれもとポイントの数を多くすると、判断基準が増えて、決断が難しくなります。それでは本末転倒。
「これだけは!」というものを、3つ程度選ぶことをおススメします。
この例では、
- 治安(安全第一)
- 料金(懐に優しい)
- 移動時間(疲れない、遊ぶ時間が増える)
の3つを挙げてみました。
※ 横に並べるか、縦に並べるかは、「悩んでいる項目の文字数」との兼ね合いで決めてください。
4段階評価をつける
それぞれについて4段階評価をつけます。
◎:満足
〇:まあまあ満足
△:ちょっと不満
×:不満
数字を使うと決断しやすくなる
「数字を使って」4段階評価すると、より決断しやすくなります。
例えば、移動時間であれば
◎:2時間未満
〇:2時間以上5時間未満
△:5時間以上8時間未満
×:8時間以上
など。
メリット・デメリット表の使い方
メリット・デメリット表を作っても「これでいくぞ!」とはなりません。
即決できるようであれば、そもそも悩んでいないはずです。
そこで、「メリット・デメリット表を使ったおススメの判断方法」を紹介します。
×が入っているものは排除する
×が入っている項目は排除することをおススメします。
絶対外せないポイントを3つに絞っているのに、その中に×があるということは、満足できる可能性が低いということです。
全ての項目に×が入っている場合
上の表のように、すべての項目に×が入る場合があります。
その場合は、
「どの項目もやらない」もしくは「新しい項目を探す」
ことをおススメします。この例では、「海外旅行に行かない」もしくは「E国に行く」などです。
デメリットの大きい項目の中から、1つを選べるはずがありません。それが、決断できない理由の可能性があります。
◎が入っている項目を優先する
次は、◎が入っている項目を優先します。
「◎は自分にとって魅力的」
ということです。
この場合であれば、行くべき国は「A国」となります。
どれも甲乙つけがたい場合
今まで見て頂いた例は、比較的決断しやすいものです。
しかし、「決断できないとき」は、どれも甲乙つけがたい場合があります。例えば、下の表のような感じです。
◎もなければ、×もない。どれも同じような感じです。
このような場合は、「どれを選んでもそんなに変わらない」ということです。
どれも変わらないのに、必死で選ぼうとしても選べるはずがありません。
つまり、悩むだけ損。
直感で決めることをおススメします。
直感で決めれないのであればサイコロで。サイコロは100均に売ってます。
メリット・デメリット表を作れない場合は
メリット・デメリット表を作れない場合、
「悩んでいる項目に関する情報量が圧倒的に少ない」
可能性があります。
その場合のおススメ対応は次の2パターン。
決断するまでの期限に余裕があるのであれば、「調べて情報量を増やす」
決断するまでの期限に余裕がないのであれば、「選択権を放棄して、経験豊富な人に決断を委ねる」
できれば自分で決断したいところですが、情報不足の状態で選ぶと痛い目に合う可能性があります。
まとめ
「決断できない・・・」
そんなときは、「メリット・デメリット表」を作ってみてください。
作ることで、頭の中も整理されます。
作れない場合は、「調べて情報量を増やす」もしくは「選択権を放棄して、経験豊富な人に決断を委ねる」ことがおススメです。
<関連記事>
「10年後の自分」から逆算すれば「今」やるべきことがわかる!