気持ちを切り替えるためにおススメな2つのこと
気持ちを切り替えるためにおススメな2つのこと
なかなか気持ちを切り替えられないときってありますよね。
「よし!気持ちを切り替えるぞ!」
と決意しても数分後には元通り。
そんな状態では時間がムダに過ぎていくだけ。
できるだけ早く気持ちを切り替えたいところです。
でも、気持ちを切り替えるのって、実はかなり難しいことですよね。
だって、気持ちを切り替えれないということは、「その気持ち」を忘れられないということ。
つまり、「その気持ち」が自分にとって、とても大切ということです。
その気持ちを差し置いて他のことに集中できるはずがありません。
だったら、まずやるべきことは、「その気持ちにケリをつける」ことです。「気持ちを切り替えようとすること」ではありません。
そのためにおススメなのが次の2つです。
- 次のアクションを決める
- そのアクションはポジティブなものにする
次のアクションを決める。そのアクションはポジティブなものにする。
次のアクションを決める。
このことは非常に重要です。
気持ちが切り替えられない状態というのは、気持ちが停滞してしまっている状態です。
同じ場所をグルグルと回り続けている。もしくは、動けずにいる。
だったら、次の行き先を決めてあげればいいだけのことです。
出口があれば、気持ちは自然とその方向に進んで行きます。
ただし、その行き先はポジティブである必要があります。
例えば、失恋してしまった場合
例えば、失恋してしまった場合。
失恋したときの次のアクションは、大雑把に分けると次の3つしかありません。
- 同じ人にもう1度アタックする
- 別の人にアタックする
- 誰にもアタックしない
ですが、3つ目の「誰にもアタックしない」はポジティブなアクションではありません。
ネガティブというわけではありませんが、基本的には何もしないので、気持ちが停滞することになります。
つまり、これでは気持ちを切り替えることはできません。
しばらくの間、傷心に浸るのも人生経験の1つかもしれません。ですが、「気持ちを切り替える」という視点で考えたときには非効率です。
一方、1つ目の「同じ人にもう1度アタックする」や2つ目の「別の人にアタックする」に関しては、これらを選んだ時点で気持ちが前に進んでいます。
すでに気持ちが切り替わっています。
このように「ポジティブなアクション」を自分で選べば、気持ちは前進してくれます。
そして、そのさらに次のアクションもポジティブになりやすくなります。
例えば、1つ目の「同じ人にもう1度アタックする」を選んだ場合は、「相手を振り向かせるためにもっと自分を磨いてやる!」など。
2つ目の「別の人にアタックする」を選んだ場合は、「もっと合コンやパーティに参加してやる!」など。
このように、
- 次のアクションを決める
- そのアクションはポジティブなものにする
この2つを実践するだけで、気持ちを切り替えやすくなります。そして、その先のアクションもポジティブになりやすくなります。
「過去の後悔」か、それとも、「未来への不安」か
気持ちを切り替えられないと感じるときは、たいていの場合、「過去の後悔」、もしくは「未来への不安」に縛られているときです。
次にとるべきアクションは、それぞれの場合で異なってきます。
「過去の後悔」の場合
過去の後悔。
これはなかなか厄介です。
なぜなら、過去を変えることはできないからです。
悔やんでも悔やみきれない。生きていればそんなことに必ず出会います。
過去に戻って変えたい。でも、変えることができない。
「あのときにああしておけばよかった・・・」
そんな気持ちと付き合っていかなくてはなりません。
ですが、幸いにも未来ならまだ変えることができます。
であれば、やることはシンプルで「過去の失敗を、未来の成功へとつなげること」です。
「過去の後悔」をこのように捉えるだけでも気持ちが前進します。
おススメなのは
「ラッキー!失敗しちゃったぜ!」
と思うことです。
もちろん、失敗することはラッキーではないのですが、今となってはどうしようもないものに固執するのはナンセンスです。
であれば、ポジティブに捉えた方が得です。
例えば、
「この失敗のおかげで、次は絶対に成功できる!」
「この失敗のおかげで、成長できる!」
「この失敗のおかげで、もっと良いことが起こる!」
など。
失恋した場合も、その人と上手くいかなかったおかげで、もっと素敵な人に出会えるかもしれません。
対人関係で上手くいかなかったときにも、上手くフォローすることで逆に親密になれるかもしれません。
「過去の後悔」は決して悪いことだけではありません。自分の捉え方次第で良くもなります。
「ピンチはチャンス」という言葉がふさわしいかもしれません。
「未来への不安」の場合
未来への不安。
こちらもなかなか厄介です。
なぜなら、その未来に辿り着くまでは、その不安から解放されることはないからです。
例えば、自分の命運を決めるような大きなイベント(受験、コンテスト、プレゼンなど)が直前に差し迫っているとき。
その日が訪れるまでは、毎日神経をすり減らすことになります。
不安ばかりが募り、何にも手がつかない。そんな状態になりかねません。
このようなときにもおススメなのが
「ラッキー!成長できるチャンスだ!」
と考えることです。
そして、
「成功させるためには、今、何をやるべきなのだろうか?」
と考えることです。
例えば、受験が明日であれば「今日は英単語をひたすら覚える」など。
次のアクションを決めて、それを実際にやり始めれば、不安が徐々に消えていきます。気持ちが切り替わります。
未来の不安であろうと、過去の後悔であろうと
- 次のアクションを決める
- そのアクションはポジティブなものにする
この2つを意識することで気持ちを切り替えやすくなります。
事前に「気持ちが切り替えられないときはこうする!」と決めておく
ここまで紹介した方法を実践するためには、そこそこの時間が必要です。
ですが、状況によっては、即座に気持ちを切り替える必要があります。
例えば、野球でミスしてしまった場合、10秒以内に気持ちを切り替えなくてはいけません。次のプレーが始まってしまうので。
不思議なもので、気持ちを引きずったままだと、ミスが続きやすくなります。
ですが、10秒以内に気持ちを切り替えるのは至難の業です。
日頃から訓練していないとなかなかできません。
そこでおススメなのが「事前に準備しておくこと」です。
例えば、ミスしてしまったら、
「ラッキー!ミスしちまったぜ!」
と思うと前もって決めておく、など。
根本的な解決にはならないのですが、その場を凌げる可能性が高くなります。
その場はとりあえずそれで凌いでおいて、その後、時間の余裕ができたときに真剣に反省すればいいだけの話です。
「明日からこの練習メニューを追加しよう!」など。
ただ、ミスしたのにヘラヘラしていると、周りからの印象がよくないので、心の中だけに留めておくのが無難です。
このように事前に「気持ちが切り替えられないときはこうする!」と決めておけば、短期間で気持ちを切り替えやすくなります。
まとめ
気持ちがなかなか切り替えられないときは、次の2つをぜひ実践してみてください。
- 次のアクションを決めること
- そのアクションはポジティブなものにすること
気持ちを切り替えられないと、時間がムダに過ぎていくだけです。
サクッと気持ちを切り替えれるようにすることをおススメします。
「終わりよければ全てよし」
そんな考え方が大切です。
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