「嫌いなこと」は「本当はやりたいこと」

「嫌いなこと」は「本当はやりたいこと」


 
これやるの嫌いなんだよな・・・
これやるの面倒くさいんだよな・・・

 
ついつい思ってしまうこのフレーズ。

 
例えば、掃除。

「掃除機をかける」くらいならまだしも、「排水溝」にまで手を出すとなかなか骨が折れます。

その結果、手が止まってしまう。

 
よくあるパターンです。

 
でも、「嫌い」「面倒」と思っていることは、「本当はやりたいこと」の可能性があります。
 

「嫌いなこと」や「面倒なこと」をやるのはなぜ?

そもそも、「嫌いなこと」や「面倒なこと」なんてやらなければいいだけ。でも、やってしまう。

 
これって、おかしくないですか?

なんでこんなことが起こるんでしょうか?

 
 
それは、「嫌いなこと」や「面倒なこと」の先にメリットが待ち構えているから。

 
例えば、掃除をすれば、部屋が綺麗になります。清々しい気持ちになれます。部屋を広く使うことができます。

このようなメリットが待ち構えている。

 
ただ、そこに辿り着くまでがなかなか面倒。

 
面倒を乗り越えれば、メリットが手に入る。
乗り越えなければ、手に入らない。

ジレンマというやつですね・・・。

まずは、「やるか」「やらないか」を決めよう!

日本では「YES」「NO」をはっきりと言わない風習があります。

おそらく、相手の気持ちを尊ぶため。個人的には素晴らしい文化だと思います。

 
ですが、そのために自分が辛い思いをするのであれば、やはり「YES」「No」をはっきりすべきだと思います。中途半端な対応は相手にも失礼ですし。

 
例えば、自分が嫌いな人と接するかどうか。

 
会社や学校、町内会などのコミュニティに属している場合、嫌いな人であっても接する機会は自然と増えてしまいます。

このような場合、その人と接するかどうかを、はっきり決めるべきだと思います。

 
接すれば、自分が苦痛。でも、波風は立たない。

接しなければ、その人から解放される。でも、少なからず波風が立つ。そういった意味では苦痛が残ってしまう。

 
どちらに選んでも微妙な結果に・・・。

 
でも、このようなときこそ「YES」「No」をはっきり決めるべきです。なぜなら、「YES」「NO」で悩むという、無駄な苦痛が発生するから。

 
おそらくですが、どちらに進んでも微妙な場合は、どちらに進んでもそんなに大差ありません。であれば、ビシッと決めることをおススメします。

捉え方によって良くも悪くもなる

この世の全て(?)のものは、捉え方によって良くも悪くもなります。

 
例えば、人の性格。

のんびりした人を「ほっこりする人」と捉えることもできれば、「どんくさい人」と捉えることもできます。

行動力のある人を「フットワークの軽い人」と捉えることもできれば、「落ち着きのない人」と捉えることもできます。

 
どんなものにも良い面と悪い面があります。どう感じ取るかはその人次第です。

「やる」と決めたからには「良い面」を意識しよう!

嫌いなこと、面倒なことを「やる」か、「やらない」か。

もし、「やる」と決めたのであれば、「良い面」を意識することをおススメします。

 
例えば、勉強。

勉強が嫌い、面倒くさいと感じてる人は多いはず。それなのに、イヤイヤ勉強する。

 
先生に怒られたくない。
親に怒られたなくない。
上司に怒られたくない。

 
このような理由で勉強に取り組むのはおススメしません。動機がネガティブすぎます。知識も増えにくいし、成績も上がりにくい。なにより、心がつらくなってしまいます。

 
勉強をやるときにも「良い面」を強く意識することをおススメします。

例えば、成績が良くなれば、

 
先生に褒められる。
親に褒められる。
上司に褒められる。

 
さきほどの「怒られたくない」よりはポジティブな動機になります。前向きに取り組めるようになります。

 
それに、「わからなかったもの」が「わかる」ようになるのは純粋に面白い。勉強の根幹とも言えるかもしれません。

 
また、勉強することで自分のやりたいこと・夢に近づくことができます。学生であれば、志望大学に合格、希望企業に就職。会社員であれば、出世して自分のやりたい仕事ができる、など。

 
勉強する場合も、「やる」と決めたのであれば「良い面」を捉えて取り組んだ方が、純粋に楽しいし、成績も伸びやすくなります。

そもそも、「嫌いなこと」「面倒なこと」をやってる時点で・・・

そもそも、「嫌いなこと」「面倒なこと」をやってる時点で、その先の「メリット」を強く意識していると思われます。

嫌い。面倒。でも、その先のメリットを掴み取りたい。

 
つまり、「嫌いなこと」「面倒なこと」ほど、「本当はやりたいこと」だと思われます。

そうでなければ、わざわざ「嫌いなこと」「面倒なこと」をやるはずがありません。

 
だったら、「良い面」を強く意識すべきです。

 
掃除をする場合も、「面倒だな・・・」と思いながらやるより、ちょっと進むごとに「やった!メチャメチャ綺麗になった!嬉しい!」と思いながらやった方が、楽しくなるし、掃除もどんどんはかどります。

 
どうせやるなら「楽しい!」と思いながら(場合によっては思い込んで)、やることをおススメします。

そう思えないようなものは、やらない方が良いと思われます。おそらく、あなたにとってメリットが少ないから。

世の中に絶対にやらなくてはいけないものなんて存在しません。

「嫌い」「面倒くさい」をタブーにしよう!

「嫌い」「面倒くさい」という言葉をタブーに(禁止)することをおススメします。

これらの言葉を発すると、本当にそう思ってしまいます。言霊というやつでしょうか。

 
「楽しい!」という言葉にすれば、本当に楽しくなります。

 
「本当はやりたいこと」なんです。真偽はともかく、どうせやるのであれば、そのように思った方が絶対お得です。