「大企業に就職する方法」と「大企業の魅力」
「大企業に就職する方法」と「大企業の魅力」
大企業は人気が高いので、就職の難易度も高くなります。
ですが、この記事で紹介する「3つのこと」を準備すれば、大企業に就職できる確率がぐっと上がります。
この記事では
- 大企業に就職する方法
- 大企業の魅力
について紹介します。
大企業に就職する方法
必要なことは「3つ」
大企業に就職するためには次の「3つのこと」が必要です。どれか1つでも欠けたら、就職するのは難しくなります。
- 企業の目を引く「学歴 or 職歴 or 資格」を手に入れること
- 第一印象を良くすること
- 自分を語れるようにすること
「学歴 or 職歴 or 資格」がないと門前払いを食らう
企業の目を引く「学歴 or 職歴 or 資格」がないと門前払いを食らいます。
大企業には、何万通もの「履歴書」が届きます。すべての履歴書を丁寧に見てはくれません。
「ぱっと見で」強い印象を与えないと、履歴書はゴミ箱行きになります。
履歴書とは
履歴書とは、
- 学歴
- 職歴
- 資格
- 志望動機
- 自己PR
などを記載する書類です。下の図のような感じです。
この書類を企業に送付し(ネットで提出する場合もある)、「書類審査(1次審査)」を受けることになります。
この書類審査を通過した人だけが、面接などの2次審査に進むことができます。
「志望動機」や「自己PR」で強い印象を与えるのは難しい
「志望動機」や「自己PR」で強い印象を与えるのは簡単ではありません。
なぜなら、「他の応募者も素晴らしいことを書いてくるから」です。しかも、同じようなことを。
つまり、これらの項目では差が出ません。企業側も時間がない中で、わざわざ丁寧に見ることはありません。
※ もちろん、あまりにもひどいことを書くと不合格になるので、真面目に書くことも大切です。
「学歴、職歴、資格」で強い印象を与えるしかない!
つまり、「『学歴、職歴、資格』で強い印象を与えるしかない」ということです。
現在、高校生の方であれば、「難関大学の学歴」を手にいれるチャンスがあります。
大学生以上の方であれば「職歴や資格」を手に入れるチャンスがあります。
まだ持っていないなら、今すぐ準備を始めるべし
企業の気を引くような「学歴、職歴、資格」を持っていないのであれば、今すぐ準備を始めることをおススメします。
「学歴、職歴、資格」いずれを狙うにしても、3年以上はかかります。
狙うなら「学歴や資格」がおススメです。自分の意志があれば取得できます。
一方、「職歴」は会社側の都合もあるので、自分の意志だけでは取得できません。
「第一印象が悪い」と玄関で追い返される
「学歴、職歴、資格」を持っているだけでは、書類審査を通過できても、就職はできません。
「第一印象」が悪ければ、面接で追い返されてしまいます。
第一印象は超重要
第一印象が悪いと就職するのはほぼ不可能です。
なぜなら、挽回するチャンスが極めて少ないからです。企業側の人と接する期間は、数日程度。話す機会は数回程度です。
最初に悪印象を与えてしまうと、その後もその印象のまま見られてしまいます。
第一印象を良くするためには
メラビアンの法則によると、第一印象は「見た目」と「声」だけで90%以上が決まってしまいます。
逆に考えれば、「見た目」と「声」を良くすれば、第一印象は良くなります。
見た目を良くするためには
見た目をよくするには「笑顔」が最も重要です。(ただし、不自然は笑顔はNG)
また、髪型や服装などもその企業に合わせたものにすることも大切です。
「声」を良くするためには
声を良くするためには、少し大きめに、ハキハキと、明るい声で話すことが重要です。
「笑顔」や「良い声」は普段からの練習が必要
「笑顔」や「良い声」は一朝一夕で身につくものではありません。練習が必要です。
とくに、面接当日は緊張しやすいため、素の自分が出やすくなります。
素の自分が「笑顔」、「良い声」になるように日々意識してください。
「自分を語れない」とお茶だけ出されて追い返される
- 企業の気を引くような「学歴、職歴、資格」
- 素晴らしい第一印象
を手に入れただけでは、大企業に合格をもらうことはできません。なかなか手強いということです。
ですが、最後の1つ「自分を語ること」ができるようになれば、大企業に就職できる確率がぐっと上がります。
企業が知りたいことは?
企業は「応募者がどうような人か?」を知りたがっています。
- どのようなことを考えているのか?
- どのような性格なのか?
- うちの会社でやっていけそうなのか?
などです。
就活のよくある失敗パターン
就活のよくある失敗パターンは、「マニュアル本のような回答をしてしまうこと」です。
もちろん、マニュアル本に書いてある内容は素晴らしいものです。ですが、みんなに当てはまることばかり。
「あなた自身のこと」を表現するには物足りません。
ここまでに残っている応募者達は、いわば猛者です。マニュアル本の一歩上のレベルの回答をしてきます。マニュアル本レベルでは猛者達に負けてしまいます。
まずは、自分を知るべし
マニュアル本のような回答をしてしまうのは、「自分のことをよく知らないから」です。
面白いもので、自分のことは意外と知りません。
- 何に対して熱い思いを持っているのか?
- 何が好きなのか?
- 強みは何なのか?
- 将来どのようになりたいのか?
- 今までの中で一番印象に残っていることは何なのか?
などです。
自分自身がわかっていないのに、面接で質問されて答えられるわけがありません。
マニュアル本で調べるのはNG
わからないからといって、マニュアル本で調べるのはNGです。あなたの考えではなく、マニュアル本を作成した人の考えになってしまいます。
そのような考えは、表面的なものでしかないので、質問を少し変えられただけで、答えられなくなってしまいます。
「自分の中から捻出すること」が重要です。
自分だけの経験を語れるようになる
自分の中から捻出したものは、自分だけの経験となります。
自分と全く同じ人生を歩んでいる人はこの世に存在しません。つまり、他の誰かと被ることはありません。
「あなただけしか知らない経験」は世界に1つだけの経験です。
そのような話は、企業側も興味津々で聞いてくれます。つまり、他の応募者達よりも強い印象を与えることができます。
大企業に就職する方法まとめ
大企業への就職を目指す方は、次の3つのことを意識してみてください。
- 企業の目を引く「学歴 or 職歴 or 資格」を手に入れること
- 第一印象を良くすること
- 自分を語れるようにすること
大企業に就職する方法~番外編~
この他にも、大企業に就職する方法があります。それは
- コネを利用すること
- 学校推薦を利用すること
ただし、これらを利用できるのは、限られた人達だけです。
※ まだ、就職していない学生は「学校推薦」が使えるかもしれませんので、確認することをおススメします。
大企業に就職するメリット
大企業に就職するのは難しい代わりに、それに見合うだけの魅力がたくさんあります。それらを紹介します。
給料が高い
世の中には、年収が「200万円の会社」から「2,000万円以上の会社」まで幅広く存在します。
大企業の年収は「800万円前後」くらいです。一方、世の中の平均年収は「400万~500万円程度」。
つまり、大企業に就職すれば、平均年収に比べて「300万円以上」増えます。
40年間働くとしたら、「1憶2,000万円以上」。簡単に家が1軒立ちます。
残業代がしっかり出る
しかも、大企業は労働基準法を守っていることが多いので、残業したら残業した分だけ、しっかりお金をもらうことができます。
退職金も多い
退職金も多くもらえます。
福利厚生が充実している
- 食堂や昼食補助
- 住宅手当、家賃補助
- レジャー施設の割引
などの福利厚生が充実しています。給料以外にプラスしてお金をもらっているようなものです。
働く時間が少ない
- 残業制限がある
- 休日はしっかり休める
- 有給が多い
など、働く時間が少なくて済みます。つまり、自由な時間が多いということです。
いろんな場所に出張できる
大企業ともなると、国内外に拠点がたくさんあるので、いろんな場所に出張できます。しかも、場合によっては、飛行機はビジネスクラスで移動できます。
大きなプロジェクトに関われる
大企業は資金が多いため、中小企業では取り組めないような大きなプロジェクトに取り組むことができます。
教育制度が充実している
新人教育や、節目節目の教育が充実しています。
また、周りのメンバーのレベルも高いので、上へ上へと引っ張られていきます。
若いうちからマネジメント能力を鍛えることができる
大企業ともなると、他の部署との連携や、他の企業との連携が重要になります。しかも、そのかじ取りは、入社してすぐに任されることが多いので、若いうちからマネジメント能力を鍛えることができます。
人脈が広がる
携わる人がとにかく多いので、自然と人脈が広がっていきます。
社会的に信用される
社会的に信用されるようになります。とくに、車や家を買うときには、銀行が簡単にお金を貸してくれるようになります。
異性にモテる
これだけの魅力があるので、異性にモテます。
(ただ、自分ではなく、会社のネームバリューに惹かれているだけなので、喜んでいいのかは微妙ですが・・・)
大企業に就職するデメリット
ただし、良い面もあれば、悪い面もあるのが、世の常。当然デメリットもあります。
異動が多い
拠点が多いため、異動が多くなります。独身ならばまだいいのですが、家族がいる場合は、家族に精神的負担をかけることになります。
自由度が少ない
大企業の場合は、業務が細分化されていることが多いので、仕事の自由度が少なくなってしまいます。
「自分で〇〇をやりたい!」と思っても、「〇〇はあの部署の仕事だ!」と言われたりしてしまいます。
また、もっと働きたいと思ったときも、残業制限などで働けないこともあります。
マネジメント能力以外の成長スピードが遅くなる
大企業の仕事は、「自分でやる」というよりは「人がやるのを監督する」ことが多くなります。
マネジメント能力はメキメキと鍛え上げられていくのですが、プレーヤーとしての実力はなかなか伸びません。(野球の監督のような感じです。)
大企業に就職した後に注意すべきこと
このように大企業に就職することにはメリットとデメリットがあります。メリットの方が大きいでしょうか?人によると思います。
ただし、大企業に就職できたからといって油断してはいけません。
今「は」大企業であることを忘れてはいけません。
時が経てば、必ず不景気の時代がやってきます。そのときは、大企業でなくなる、もしくは、倒産する可能性があるということです。
5年後に大企業である保証はどこにもありません。
一番重要なのは、不景気になっても生き延びるだけの実力をつけることです。
大企業に就職できた場合は、そのことを頭の片隅に入れておくことをおススメします。