未来を予測する力を鍛えよう!
未来を予測する力を鍛えよう!
未来を予測できれば、自分の望む未来を掴み取ることができます。
未来を予測する力は、特別な人だけが持っている力ではありません。誰もが持っている力です。
トレーニングを積めば、その力を磨き上げることができます。
この記事では「未来を予測する力の鍛え方」についてお伝えします。
- 自分の経験を増やす
- 他人の経験を増やす
- 類似現象に着目する
- 日頃からトレーニングする
未来を予測できれば人生が変わる!
未来を予測できれば、
- 将来成功するために、今、何をすべきかがわかるようになります。
- 将来迫りくる危険を事前に察知し、回避することができます。
未来を予測する力は、日常生活からビジネスまで、あらゆる分野で効果を発揮します。
つまり、未来を予測できれば、自分の望む未来を掴み取ることができます。
未来予測は「誰にでも」できる!
未来を「見る」ことは、神様や超能力者くらいしかできません。
ですが、未来を「予測する」ことは誰にでもできます。
例えば、上の図のように、お皿を落してしまった場合。
「あっ!ヤバイ!お皿が割れる!!」
きっとそのように思うはず。
ですが、落とした瞬間はお皿は「まだ」割れていません。割れるのは「数秒後」。
お皿がまだ割れていないのに、割れた姿を想像している。
つまり、「数秒後の未来を予測した」ということです。
「お皿を落したら割れるなんて、当たり前じゃないか!」
そう思われたかもしれません。しかし、「小さい子供」はこのように予測できません。
なぜなら、実際にお皿を割った経験がないからです。
「お皿を落として割ってしまった」
このような経験をすることで、「お皿が割れる未来」を予測できるようになります。
未来予測に必要なのは「経験」
大人と子供の違いは「経験の有無」です。
つまり、経験を積み重ねることで、未来を予測できるようになります。
例えば、テレビドラマをたくさん見ていると、次の展開が予測できるようになります。(喜んでいいのかは、わかりませんが・・・)
経験を増やすために重要なのは「積極的に動き回ること」。
- 色んなことにチャレンジする
- 色んな人と遊ぶ
- 色んな場所に行く
など。
もちろん、失敗するときもあると思います。ですが、「失敗体験」も貴重な体験です。
例えば、恋愛で失敗してしまった場合。そのときはつらいかもしれませんが、次に同じ状況になったときに失敗せずに済みます。より良い未来を選択できるようになります。
「成功体験」も貴重な体験です。「こうすれば成功する」とわかっていれば、未来に向かって自信を持って突き進むことができます。
自分の経験だけでは不十分
ですが、自分の経験だけでは不十分。
なぜなら、自分で経験できることは限られているからです。
例えば、1,000個のことにチャレンジしようとしても、時間が足りません。おそらく、お金も足りません。
それに、経験してしまうと取返しのつかない経験もあります。例えば、人命に関わるようなミス、自分の人生を左右するようなミス、など。これらの経験を積極的に「自分で」するわけにはいきません。
未来を予測するためには、自分の経験に加えて次の「3つのこと」必要になります。
- 他人の経験を増やす
- 類似現象に着目する
- 日頃からトレーニングする
他人の経験を増やす
世界には70億人以上の人がいます。
人類には2,000年以上の歴史があります。
ということは、私達がこれから経験することは、「他の人がすでに経験している」可能性が高いということです。
であれば、その人達の経験を学べばいいんです。
ほとんどの人は交通事故の経験はありません。それにも関わらず、交通事故にあわないように注意しています。
これは、小さい頃から「他人」の交通事故の映像を見ているから。もしくは、親や先生などの「他人」から「交通事故には気をつけろ!」と口酸っぱく教え込まれているからです。
その結果、「危険な未来」を予測し、未然に回避している。
このように、わざわざ自分で経験しなくても、他人の経験を増やせば、未来を予測できるようになります。
他人の経験を増やすことは、決して難しいことではありません。
例えば、テレビで「コラーゲンを摂取していたら肌が若返った!」という他人の体験談を聞いた場合、「コラーゲンは肌に良い」という他人の経験が、自分の中に蓄積されます。
そして、「コラーゲンを摂取すれば、未来の自分の肌が若々しくなるだろう」と予測できるようになります。
このように、「テレビを見るだけ」でも他人の経験を増やすことができます。
ただ、「肌が若返ること」は、「多くの女性」は興味あるかもしれませんが、おそらく、「ほとんどの男性」は興味ありません。
その結果、「コラーゲンの体験談」は「女性」の中には蓄積されやすく、「男性」の中には蓄積されにくくなります。
このように、他人の経験は、興味がないとスルーされてしまいます。
つまり、未来を予測する力を鍛えたければ、「予測したいこと」に対して興味を持つことが重要です。
日常生活のなかでも、興味がないためにスルーしてしまっている「他人の経験」がかなりあるはずです。
例えば、親や学校の先生、会社の上司の話。
ガミガミとうるさいので、「はいはい。わかったわかった」と、つい聞き流してしまいます。
しかし、なぜガミガミ言ってくるかと言えば、基本的には「あなたのため」。(まあ、それがうっとうしくも感じるのですが・・・)
親や先生、上司は、経験豊富なので、あなたよりも先の未来が見えています。ガミガミとうるさいその話は、「貴重な体験談」を伝えてくれている可能性があります。
その「貴重な体験談」も、興味がないとスルーしてしまいます。好き嫌いは一旦忘れて、一度真摯に話を聞くことをおススメします。
他人の経験を増やす方法は
- 人と話す
- テレビを見る
- ネットを見る
- 本を読む
など、手軽なものばかりです。自分にあった方法で増やしてみてください。
類似現象に着目する
- 自分の経験
- 他人の経験
これらを増やすことで、未来予測力が鍛えられていきます。
しかし、未来予測にはこれだけではまだ不十分。
なぜなら、「自分も他人も経験していないこと」は予測できないからです。
「自分も他人も経験がない」
そんなときに使えるのが「類似現象に着目する」方法です。
例えば、「ガラス」のコップを割ってしまった場合。
「ガラスのコップって落としたら割れるんだ・・・」
このような経験が蓄積されます。
「ガラスのコップを落とすと割れる」
このような経験があると、「ガラス」の花瓶を割った経験がなくても
「ガラスの花瓶も落としたら、おそらく割れるだろう」
このように予測できるようになります。
これは、
「類似したものは、類似した現象を引き起こすだろう」
と予測したからです。
「類似現象から予測する」コツは、「共通点を探すこと」です。
例えば、
→おそらく、「A型」の田中さんも「几帳面」だろう。
このように、共通点に注目することで、田中さんに実際に会う前に、田中さんの行動を予測できるようになります。(血液型の性格判断はあくまで例です。)
日頃からトレーニングする
未来を予測するためには「日頃からトレーニングすること」も重要です。トレーニングすることで、2歩先、3歩先の未来を予測できるようになります。
例えば、将棋。
プロの棋士は「数十手先まで読む」と言われています。しかし、プロ棋士でも将棋を始めたばかりの頃にはそんな先まで読めません。
対局や研究を積み重ねることで先読み能力が鍛えられていきます。
将棋に限った話ではありません。何事もトレーニングを積み重ねることで、未来予測力が磨かれていきます。
「物凄く好きなこと」や「絶対に避けたいこと」など、興味あることに関してはどんどん経験が増えていきます。そして、頭が勝手に未来を予測してくれます。
例えば、好きな異性とデートする場合などは、頭の中でデートプランが自然と出来上がっていきますし、交通事故などの避けたいことは、頭が勝手に危険を察知し、回避してくれます。
そこまで意識してトレーニングをする必要はありません。
一方、自分の興味がないことに関しては、経験がなかなか増えません。未来の予測が難しくなります。
しかし、仕事や人間関係などは、興味がなくても、先読みが必要になるときがあります。その場合は、意図的に「相手が望むことは何だろう?」と考える必要があります。
つまり、日頃から「意識して」トレーニングをする必要があります。
会社に勤めている人の場合、上司の行動を予測できれば、仕事がやりやすくなります。
しかし、「上司なんて嫌いだ!顔も見たくない!」なんて思っている人は、上司に関する経験(情報)が増えにくいため、上司の行動の予測が難しくなります。そして、裏目裏目の行動をしてしまい、上司との仲がさらに悪くなる。まさに悪循環です。
そのような方は、考え方を180度変えて、「嫌いだからこそ、よく見る」ようにしてみてください。上司の行動を予測できれば、上司の不快な行動を事前に防げるようになります。
上司を観察していると、毎日毎日同じようなことをしていることに気付くはずです。「機嫌が良いときの次の行動はコレ」、「機嫌の悪いときの次の行動はアレ」のような感じです。
最初のうちは情報量が少ないので、うまく予測できないと思います。
しかし、
「悔しい!次こそは!」
「やった!上手くいった!」
このような気持ちがトレーニングを続けるモチベーションになります。未来予測の精度がどんどん上がっていきます。
慣れてくると2歩先、3歩先の未来まで予測できるようになります。
未来予測の際の注意事項
先述のような方法で、未来を予測する力を鍛えることができます。ただし、注意すべきことが2つあります。
- 予測と異なる結果になることがある
- 先読みしすぎると、相手と話が噛み合わなくなる
それぞれについて説明していきます。
予測と異なる結果になることがある
未来の予測を完全に的中させることは不可能です。
99.999%当てることができたとしても、100%当てることは絶対にできません。予想外のことが発生する可能性があるからです。
例えば、次の日の天気予報が100%雨だったとしても、人類がまだ体験したことがない異常気象が発生して晴れるかもしれません。当然その確率は極めて低いのですが、その可能性はゼロではありません。
また、先ほどA型の人は几帳面という例を挙げましたが、A型の人がすべて几帳面であるはずがありません。
予測である限り、外れる可能性があることを常に意識しておく必要があります。そして、外れたときのバックアップ案を準備しておくことも大切です。
先読みしすぎると、相手と話が噛み合わなくなる
「風が吹けば桶屋(おけや)が儲かる」ということわざをご存知でしょうか?
風が吹くと土ぼこりが立つ
→土ぼこりが目に入って、失明する
→失明した人が三味線を買う
→三味線に猫皮が必要となり、猫が減る
→猫が減るとネズミが増える
→ネズミが桶をかじる
→桶が売れて、桶屋が儲かる
という、無理やり感たっぷりのことわざです。
本当にこのようになったとしても、いきなり「今日は風が強いから、桶屋が儲かるね」と言われても、相手の頭の中は「???」の状態になってしまいます。
未来を先読みしすぎると、相手と話が噛み合わなくなる可能性があります。
訓練していくと、2歩先、3歩先の未来を予測できるようになります。しかし、相手と話すときには、時間がかかっても、1歩先の話から始めることをおススメします。
まとめ
未来を予測する力を鍛えるには、次のことを意識してみてください。
- 自分の経験を増やす
- 他人の経験を増やす
- 類似現象に着目する
- 日頃からトレーニングする
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