ルールを守らない人が必ずいる!それを踏まえて行動しよう
ルールを守らない人が必ずいる!それを踏まえて行動しよう
世の中には「ルールを守らない人」が必ず存在します。
しかも、厄介なことに身の周りに必ずいます。そのことを頭に入れておかないと痛い目に合います。
この記事では
- ルールを守らない理由
- ルールを守らせる方法
などについて紹介します。
※「ルールを守らない人」にイライラするのはやめましょう。時間のムダです。
↓この記事を元に動画を作成しました!短い時間でご覧頂けるように早送り編集をしています。(7分程度の動画になっています。)
そもそも、なんでルールを守らないの?
「そもそも、ルールを守ればいいだけの話でしょ?なんで守らないの?」
そう思われるかもしれません。ですが、そんなに単純な話ではありません。
- 「意識的に」ルールを守らない人
- 「無意識的に」ルールを守らない人
の2種類の人がいます。
両者に「ルールを守らない理由」があります。どちらも厄介です。
意識的にルールを守らない人は?
ルールは便利な反面、被害を受ける人が必ず存在します。
そのような人達が「意識的に」逆走します。
例えば、一方通行道路を「意識的に」逆走する人。
「逆走すればすぐ家に帰れるのに、ルールのせいで遠回りを強いられる」
そんな人達は、普段はしぶしぶルールに従っていても、急いでいるときなどに「警察もいないし、車も来てないし、まあいいか」とつい逆走してしまいます。
そして、1度ルールを破ってしまうと、
「ルール破ってもたいしたことないじゃん」
と思いこみ、ルール違反を繰り返すようになります。
無意識的にルールを守らない人は?
「無意識的に」逆走する人もいます。
これらの人は、決して悪気はなく「単純に気付かない」、もしくは「忘れてしまった」だけ。
ある意味、一番厄介な人達です。
長年運転している人であれば、「一方通行道路に、逆方向から入りかけた」という経験があると思います。
多くの場合は、入り口で気付くのですが、何回か繰り返しているうちに、気付かずに入ってしまうことがあります。
ルール違反者が0人になることはない
このように、意識的にせよ、無意識的にせよ、ルール違反をする人が必ずいます。
残念ながら、ルール違反者が0人になることはありません。そもそも、0人になるのであれば、「警察」なんて要らないはずです。
常に「ルール違反者が存在すること」を頭の中に入れて行動する必要があります。
「ルールを守らない人」への対策
「ルールを守らない人」への対策は、次の2つがおススメです。
- ルールを守らせる
- 被害を最小限に抑える準備をしておく
付き合う頻度が高い場合(会社の仲間や家族など)には、毎回毎回ルールを破られてはラチがあきません。その場合には、相手に「ルールを守らせる」必要があります。
ただ、先述のようにルール違反者が0人になることはありませんし、そもそも、付き合う頻度の低い人(例えば、一方通行道路で逆走してくる見ず知らずの人)にルールを守らせるのは、ほぼ不可能です。
そのときのために「被害を最小限に抑える準備をしておく」ことも重要です。
ルールを守らせるには
- 「意識的に」ルールを守らない人
- 「無意識的に」ルールを守らない人
の2種類の人がいます。
ルールを守らせるための対策はそれぞれ異なります。
「意識的に」ルールを守らない人への対策
「意識的に」ルールを守らない理由は、
- ルールを守るメリットが少ない
- ルールを守らないときのデメリットが少ない
からです。
どちらかの量を多くすれば、ルールを守るようになります。
例えば、「一方通行道路の逆走の罰金を1億円にする」といった感じに、デメリットを多くすれば、高い確率で守ってくれるようになります。
意識的にルールを破っているので、「さらに強く意識させるもの」をちらつかせればいいだけです。そこまで難しいことではありません。
「無意識的に」ルールを守らない人への対策
「無意識的に」ルールを守らない人。
こちらは非常に厄介です。「無意識な」だけにタチが悪い。
これらの人の対処法は
「絶対に気付く仕組みを作ること」
です。
例えば、一方通行道路の逆走車対策であれば、
- 逆走した瞬間に警報器を発動させる
- 逆走した瞬間に車を止めてしまう
などです。
ただ、対策するのに、かなりの労力を使うことになります。そのうえ、完全に対策することはほぼ不可能です。(例えば、警報器が故障したらどうしようもありません。)
つまり、ルール違反者が0人になることはまずありません。(ポカミス、うっかりミスなどもありますし・・・)
かといってあきらめてしまったら、ルール違反者が増えるばかり。できる範囲で対策をしていくことが重要です。
例えば、「標識を目立たせる」くらいであれば、そこまで労力は必要ありません。
「ルールを守らせる側」にも少なからず原因がある
「ルールを守らない人」がいる場合、「ルールを守らせる側」にも少なからず原因があります。
説明の回数が少ない場合
例えば、説明の回数が少ない場合。
1度ルールを説明したくらいで、ルールを守ると思ったら大間違いです。1度でルールを理解(記憶)できる人はそんなに多くはいません。
学校の授業をイメージしてみてください。
授業を1回聞いただけで理解(記憶)できるのであれば、必ず100点をとれることになります。そんな人はまずいません。東大トップ合格を狙える人くらいです。
学校のテストと同じように、何回も何回もやって初めて理解(記憶)できるようになります。
ことあるごとに口酸っぱく伝えることが重要です。うっとうしがられるかもしれませんが、本当にルールを守らせたいのであれば、必要な作業です。
「ルールを守る目的」を伝えていない場合
また、「ルールを守る目的」を伝えていない場合。
例えば、
「〇〇しちゃダメだぞ!」
「〇〇するように!」
と伝えただけの場合、相手からしたら「は?なんで?」って感じです。
「ルールを守るメリット」や「ルールを守らないデメリット」がわからなければ、相手もルールを守る気が起こりません。また、すぐに忘れてしまいます。
ルール自体がおかしい場合
また、「守るメリットも少ない」、「守らないデメリットも少ない」ようなおかしなルールになっているときがあります。
昔からの風習で続いているルールなどです。
そんなルールを守らせても誰も得しません。ルール改定をしないと、みんなが損をすることになります。
他にも
- ルールが複雑すぎる
- ルールがわかりにくい
そんな場合も改定が必要です。
被害を最小限に抑えるために
どれだけ口酸っぱく「ルールを守れ!」と言っても、守ってくれない人がいます。
そのときのために被害を最小限に抑える準備をしておくことも重要です。
「ルール」+「1つの例外」を意識する
本来であれば、自分がルールを守っていれば99%以上はトラブルなく過ごすことができます。
しかし、「ルールを守らない人」がいるせいで、トラブルに巻き込まれる可能性が1%未満残ってしまいます。
このわずかなトラブルを避けるのであれば、
「ルール」+「1つの例外」
の考え方がおススメです。
例えば、一方通行道路を走るときに「向こうから車がくるかもしれない」という1つの例外を想定しておけば、事故にあいにくくなりますし、事故にあったとしても被害が少なくなります。
ルールを破られることを前提で準備しておく
ルールを破られることを前提で準備しておくことも重要です。
何度も繰り返しますが、ルールを破る人は必ず存在します。その対策をしておく必要があります。
例えば、一方通行道路を逆走する車がいるのであれば、万が一事故が起きても致命的にならないように、車側に安全対策を施す、などです。(実際、自動車メーカーは日夜、安全対策に取り組んでくれています。)
「自分がルールを守っていれば安全」という考え方は危険
自分がルールを守っていても、ルールを守らない人がいる。
つまり、「自分がルールを守っていれば安全」という考え方は危険ということです。
「相手が悪いんだから知ったこっちゃない!」と言いたいところですが、万が一、事故などを起こして自分や身内に何かあった後では、取返しがつきません。
常に「ルール違反者が存在すること」を頭の中に入れて行動する必要があります。
<番外編>
勝手に自分でルールを作る人が一番危険
「こうするべきだ!」
「こうするのが常識だ!」
こんなふうに、勝手に自分でルールを作る人が一番危険です。
みんなに通用する常識なんて存在しない
みんなに通用する常識なんて存在しません。
例えば、「日本の常識」と「アメリカの常識」は全く異なります。アメリカでは食事をするときに箸なんて使いません。
日本とアメリカでは常識が違うのは当たり前だと思われたかもしれません。
では、「自分の家」と「隣りの家」はどうでしょうか?
おそらく両者の常識は異なります。仕事に関する考え方、家庭に関する考え方、教育に関する考え方。これらが完全に一致することはまずありません。
「自分の家の中」でも同じです。お父さんの考え方、お母さんの考え方、子供の考え方。これらが、完全に一致することはありません。
人が2人いたら、常識(ルール)が完全に一致することはありません。
自分のルールなんて、誰も守ってくれない
一方通行などの交通ルールは、多くの人に認識されています。それでもルール違反をする人が存在します。
自分のルール(自分の常識)は、所詮自分だけのルール。誰も守ってくれません。
自分のルールが正しいと思い込んでいる人は、人間関係でトラブルを起こしやすくなるので、要注意です。
まとめ
世の中には、ルールを守らない人が必ず存在します。そのことを踏まえて行動しないと痛い目に合う可能性があります。
また、これらの人にイライラするだけ時間のムダなのでやめましょう。
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