数学の定期テスト対策。数学が苦手、でも、推薦を狙いたい人へ
数学の定期テスト対策。数学が苦手、でも、推薦を狙いたい人へ
- 数学は苦手ですか?
- 数学の定期テストで平均点ー15点以上はとれてますか?
- 「推薦」を利用する予定ですか?
この3つの質問に対して「YES!」とお答えの方に、おススメの勉強法があります。
◆推薦を利用する場合、数学だけに時間をかけるわけにはいかない
「推薦」を利用する場合には、「学校の成績」が考慮されるため、数学が苦手であっても数学を勉強しなくてはなりません。しかし、学校の成績は数学の点数だけではなく、他の教科の点数も考慮されます。つまり、数学が苦手だからといって、数学だけに多くの時間を費やすことができません。
そこで、この記事では、上の3つの質問に当てはまる方に、そこまで時間をかけずに点数をとる方法を紹介します。ただし、100点を目指すような方法ではありません。平均点+10点以上を目指していく方法になります。
◆高得点を狙うのは非効率
高得点を狙いたいところですが、数学が苦手な人にとって、高得点を狙いに行くのは非効率です。なぜなら、学校の成績であろうと、受験であろうと重要なのは総合点だからです。数学で落とした分は、得意な他の教科でカバーすればいいんです。ただ、数学が足を引っ張りすぎると、他の教科でカバーできなくなってしまいます。
◆テスト前の勉強時間が圧倒的に少なくなる
学校の授業の予習をしっかりしている方であれば、テスト前の数学の勉強時間は圧倒的に少なくなるはずです。
まずは定期テストの仕組みを知ろう!先生の心理を読むべし
定期テストを攻略するためには、まず、出題者である先生の心理を読み取る必要があります。テストの問題は、先生が自由に出題できるように思われがちですが、そんなことはありません。ある程度のルールが存在します。
そもそも、定期テストを行う理由は主に2つです。
1つ目は、生徒の習熟度を確認するため。
2つ目は、生徒に順位をつけるためです。(でないと成績表をつけることができません)
◆ここに攻略の糸口がある!
「簡単な問題」ばかりではみんな高得点になってしまうし、「難しい問題」ばかりではみんなが点をとれません。つまり、点が上手くばらけるように、「簡単な問題」と「難しい問題」を織り交ぜないといけません。ここに攻略の糸口があります。
定期テストで出題される問題の難易度はおおよそ次のようになっています。
出題される問題の難易度の内訳
- 3割程度が超基礎問題(教科書 基礎レベル)
- 2割程度が基礎問題(教科書 標準レベル)
- 2割程度が標準問題(教科書 章末レベル)
- 2割程度が発展問題(傍用問題集 発展レベル)
- 1割程度が超発展問題(入試レベル)
※ 傍用問題集とは、学校から教科書といっしょに配布される問題集のことです。
もちろん、高校や年度によって異なりますが、おおよそこのような配分になっているはずです。前回受けたテストを分析することで、おおよその傾向が掴めます。
平均点は50点前後。つまり、やるべきは教科書!
学校の先生は平均点50点前後を狙ってテストを作ります。一方、教科書の問題をマスターすることで7割程度をとることができます。つまり、教科書の問題をマスターすることで平均点+10点以上をとることができます。
数学の苦手な人が点を取れない原因の1つが、傍用問題集にまで手を出してしまうことです。
傍用問題集の特徴
- 難しい問題が多い
- 問題数が多い
という特徴があります。
数学が苦手な人が手を出してしまうと、難しくて解けないうえに、問題数が多いため、全く進みません。その結果、「時間をかけた割に点数がとれない」という悪循環に陥ってしまいます。
しかし、実際に出題される問題は、教科書の問題ばかりです。もう少し正確に言うと、「傍用問題集に載っている問題の中で、教科書にも載っている問題」が選ばれて出題されます。つまり、教科書の問題をマスターするだけで十分です。数学が苦手な人は、傍用問題集にまで手を出すと損をすることになります。
教科書の攻略法
一方、教科書は
教科書の特徴
- 難しい問題が省かれている
- 問題数が少ない
という特徴があります。数学が苦手な人にとっては、教科書を中心に取り組んだ方が効率的です。
しかし、教科書には1つ厄介なことがあります。問題の解答が記載されていないことです。数学が苦手な人は、問題が解けずに、ここでつまづいてしまいます。この状況を打開するおススメの方法は次の2つです。
1つ目は、塾を利用する方法です。塾で学校の授業の予習をすることで、理解度が高まり、授業についていくことができます。ただし、塾の費用が発生してしまいます。経済的に塾にいけない方は次の2つ目の方法がおススメです。
2つ目は、教科書ガイドを使う方法です。教科書ガイドには、解答まで丁寧に記載されています。授業前の予習ができるうえに、テスト前にも解答があるので復習をしやすくなります。ただし、解答を写すクセをつけるのは禁物です。数学は、少し悩んでから解答を見ることで、知識が定着しやすくなります。
理解度に応じて、○、× の記号をつけておく
教科書の問題に、理解度に応じて、○、×の記号をつけておくことをおススメします。
○:復習する必要なし
×:テスト前に要復習
このような記号をつけておくことで、テスト前にすべての問題を復習する必要がなくなります。
テスト前の勉強時間が圧倒的に少なくなる
テスト前にやるべきことは、教科書の×の問題を復習するだけ。傍用問題集をやる必要はありません。傍用問題集の問題をテスト前に宿題として出される場合もありますが、そのときは、教科書の類題以外は空欄で提出するか、解答を写してしまった方が無難です。数学が苦手な人がすべての問題を解いていたら、他の教科に時間を使えなくなってしまいます。
このように対応していくことで、テスト前の勉強時間が圧倒的に少なくなります。
定期テスト対策は、普段の学校の授業から
当たり前ですが、定期テストの問題は、普段の授業内容から出題されます。普段の授業から準備をしておくと、テスト前が驚くほどラクになるはずです。