数学の予習が重要な理由とおススメの予習方法
数学の予習が重要な理由とおススメの予習方法
数学の予習をやっていますか?
もし、やっていないのであれば、必ずやることをおススメします。
予習せずに授業に挑むのは非効率です。とくに数学が苦手な人にとって。
この記事では、
- 数学の予習が重要な理由
- おススメの予習方法
について紹介します。
数学の予習が重要な理由
数学の授業はつまらない
数学の授業って面白いですか?
正直なところ、数学の授業ってつまらないんですよね・・・
もちろん、面白い部分もありますが、比率にしたら
つまらない:9
面白い:1
くらいでしょうか。(面白いが「0」の人もいると思います。)
だって、数式がひたすら黒板に書かれているだけ。
何が面白いのか?
いや、ぶっちゃけ面白くないんです。
数学自体はメチャメチャ面白い
ですが、数学自体はメチャメチャ面白いんです。
最初に問題文を提示されて、答えを導く。
これって、ある意味クイズと同じです。
つまり、クイズ番組を見ているようなもの。
ゲームをやっている感覚にも似てます。
数学なんて一種の「遊び」です。
勉強として捉えるからつまらなく感じてしまう。
本来はメチャメチャ面白いものです。
「考えた」末に問題が解ける。スッキリする。スカッとする。
考えること。
それが数学の醍醐味でもあります。
ですが、授業になると「考える」部分が一気に省かれてしまいます。
基本は先生の解説の時間。あるいは、他の生徒が黒板に板書している時間。
考える時間はほとんどありません。演習の時間や先生に指名されたときくらいでしょうか。
数学は面白い。でも、授業になった途端につまらなくなる。
つまらなければ興味を持てない
つまらないものには興味を持てません。
つまらない
→ 興味を持てない
→ 授業がわからなくなる
→ どんどんつまらなくなる
→ 数学が嫌いになる
→ 数学が苦手教科になる
まさに悪循環。
この悪循環を断ち切るためには、
「つまらない」
「授業がわからない」
を何とかする必要があります。
本来これらは、先生の役目なのかもしれません。
ですが、先生にも限界があります。学校の授業は「集団授業」だからです。
集団授業とは、複数名の生徒に対して一人の先生が教える授業の形態のこと。現在の教育のスタンダード。
この集団授業。実は、「授業がわからない生徒」が必然的に生まれる仕組みになっています。
集団授業の限界
生徒達の学力には幅があります。学力の高い生徒、低い生徒。
にもかかわらず、集団授業では、先生一人に教材一つ。
つまり、水準は1つだけ。
この水準よりも上の生徒は「わかる」し、下の生徒は「わからない」。
ある生徒を伸ばして、ある生徒を切り捨てていく。
これが、今の日本の教育。
現在の教育を批判しているわけではありません。「生徒1人に対して先生1人」なんてことをやりだしたら、とんでもない数の先生が必要となります。なので、集団授業でやるしかありません。
だから、切り捨てられる生徒が生まれてしまうのは、ある意味仕方ないんです。
「集団授業の限界」といったところでしょうか。
当然、この「切り捨てられる側」の生徒になることはおススメできません。
将来の選択肢が減ってしまいますし、何よりも授業の時間がもったいない。
そうならないための手段の1つが「予習」。
つまり、「予習」は自分の人生を変えてしまうくらい重要なものです。
予習をすると・・・
予習をすると、授業が「わかる」ようになります。
数学が苦手教科になることもありませんし、授業がわからなくてボ~っとする時間がなくなります。
予習のときに「わからないところ」があれば、授業の時にそこを集中して聞くことができます。
そして、「わからない」が「わかる」に変わる。
数学を面白く感じる瞬間でもあります。
このように予習することで、数学の授業を価値あるものに変えることができます。
ただ、厄介なパターンが2つあります。
- 予習で完全に理解できたとき
- 予習で全く理解できなかったとき
予習で完全に理解できたとき
数学が得意であれば、予習で完全に理解できることもあると思います。
その場合は、授業を聞く必要は全くありません。
聞くだけ時間のムダ。
ただし、「寝ろ」と言っているわけではありません。それこそ時間がもったいない。
やるべきは、次の授業の予習。
授業中に次の授業の予習を終わらせてしまえば、家で予習をする必要がなくなります。遊ぶ時間も増えるし、他の教科の時間にも使えるように。
いずれにしても授業中は我武者羅に勉強すべき。
※ ただ、先生によっては「授業を聞け!」といってくるかもしれません。そのときはテストで100点を取り続ければ、そのうち先生を黙らせることができます。というより、もしテストで95点以上を取れないようであれば、しっかりと授業を聞くことをおススメします。その場合は、おそらく先生の方が正しい。
予習で全く理解できなかったとき
予習で全く理解できなかったとき。こっちの方は厄介です。
このような状態で授業を聞いても、おそらく授業もわかりません。予習と授業の両方の時間をムダにすることに。
これだけは絶対に避けなくてはいけません。
そこで、おススメの予習方法について紹介します。
おススメの予習方法
手っ取り早いのは塾に行くこと
一番手っ取り早いのは塾に行くこと。
強制的に予習をしてくれるので、あれこれ考える必要がありません。
ただし、自分と合わない塾に行くと逆効果です。例えば、もともと集団授業が苦手なのに、集団授業の塾に行く、など。それではなかなか成績が伸びません。
お金と時間のムダ。これも避けないといけません。
※ まだ塾に行っていない方、通っている塾がいまいち合っていないと感じる方は、次の記事を参考にしてみてください。
→ 塾選びのポイント~個別・集団・映像・家庭教師で迷ったら~
塾に行けない場合はオンライン塾がおススメ
ただ、塾ってお金がかかるんですよね・・・。家や学校の近くに自分に合った塾もあるとは限りませんし。
- 経済的に塾に行けない
- 家や学校の近くに自分に合った塾がない
そんな方には、オンライン塾がおススメです。例えば、「スタディサプリ」など。
スタディサプリは、月額1,000円程度でハイクオリティの授業を受けることができます。教えてくれる先生はプロ中のプロ。おそらく、学校の授業よりはるかにわかりやすい。
ただ、進捗を自分で管理する必要があります。塾のように強制的に進むわけではないので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。
自分一人でできそうにない場合は、親や友達と協力しながらやることをおススメします。
あと、厄介なのは、わからなかったときに質問できないことでしょうか。学校の先生に質問できればいいのですが、生徒の数が多いのでなかなか質問できないかもしれません。
そんな場合は次の方法を参考にしてみてください。
塾やオンライン塾以外の方法
塾も行きたくない(行けない)、オンライン塾もやりたくない。そんな人もいると思います。
そんな方におススメなのが「教科書ガイド」。本屋やネットで購入できます。
教科書ガイドの良い所は、問題の解答がついていること。
問題が解けなくて困ることはなくなります。
ただし、解答を丸写しするのは絶対NGです。
それは予習でもなんでもありません。書き写す時間、授業の時間の両方をムダにします。
予習の際にやるべきことは3つです。
- 公式を覚えること
- 公式の導き方を覚えること
- 考えること
教科書ガイドを利用するのは3つ目の「考える」ときに、あくまで補助的に使う程度です。
公式を覚えるべし
授業中には何回も公式が出てきます。当然、問題を解くときにも。
つまり、公式がわからないと授業で何をやっているのかがわからなくなってしまいます。
うろ覚えでもいいので、公式を覚えてから授業に臨むことをおススメします。
公式の導き方を覚えるべし
公式の導き方を覚えることも重要です。
公式を忘れてしまったときに導けるようになりますし、公式を忘れにくくもなります。
それに、定期テストや入試でも「公式の導き方」が出題されることもあります。
考えるべし
これが一番重要です。予習の際に考えておく(悩んでおく)ことで、授業を聞いたときに「あっ、なるほど!」と気付きやすくなります。そのように強い印象をうけると、記憶が定着しやすくなります。
授業もわかるようになるし、成績も伸びるようになります。
計算力は日々鍛えるべし
数学で一番の基礎となる「計算力」。
これについては、予習のときも授業のときもひたすら鍛え続けることをおススメします。数学で高得点を取るためには、計算力が必須です、
計算力の鍛え方については、次の記事で紹介しています。計算力に自信がない人は参考にしてみてください。
→ 計算力を今日から鍛えよう!大学受験の数学がラクになる
まとめ
数学の予習は必ずやることをおススメします。とくに数学が苦手な人は。
塾、オンライン塾、教科書ガイド。自分に合う方法でやってみてください。
<関連記事>
数学を勉強する理由。勉強する意味あるの?