多勢に無勢。数に勝る武器はなし。弱者の生き残り術
多勢に無勢。数に勝る武器はなし。弱者の生き残り術
多勢に無勢とは
「大人数の相手に少人数に立ち向かっても勝ち目がない」
という意味です。基本的にはネガティブな意味合いで使われます。
ですが、ポジティブに考えれば、
「大人数であれば少人数の相手に勝てる」
とも捉えることができます。
つまり、「数」を増やすことさえできれば、弱者でも強者に勝てるということ。
勝ち負けは「数」で決まる
世の中の勝ち負けのほとんどは「数」で決まります。正確には「数」の影響力が非常に大きい。
一番わかりやすいのが「多数決」。1人でも多ければ勝ちです。
ケンカも同じで、1人で勝てない相手でも2人なら勝てる可能性があります。人数を増やすほど有利になります。
小さなアリでさえ、数多く集まれば自分よりはるかに大きな相手にも勝つことができます。(軍隊アリと呼ばれるアリは、実際に人間や家畜などを襲うことがあるようです。)
強者と弱者の違いは・・・
このように考えると
数が多い → 強者
数が少ない → 弱者
とも考えることができます。
「お金」を多く持っている人が強い。
「仲間」を多く持っている人が強い。
「権力」を多く持っている人が強い。
「権力」など、数値化しにくいものもありますが、分解していけば最終的には「数」に辿り着きます。「権力」であれば、お金の多さ、仲間の多さなど。
策略を考えることは難しいけど・・・
弱者が強者に勝つためには策略も必要。
でも、策略を考えるのって難しいんですよね・・・。
生粋の策略家ならまだしも、普通の人が強者を倒すような策略を考えるのは簡単ではありません。
ですが、「数を増やす」だけであれば、それほど頭を使う必要がありません。やることは単純明快です。
例えば、受験で自分よりも頭の良い人と勝負する場合。
相手が1時間勉強するのであれば、こちらは2時間勉強すればいい。
「いやいや、そんな根性論的なことを言われても」
そのように思われるかもしれません。ですが、それほど難しいことではありません。
なぜなら、多くの人は勉強(正確には受験勉強)が嫌いだから。周りの人は、そんなに勉強しません。だから、その2倍勉強するなんてたいしたことないんです。
このように、人がやりたがらないことにチャンスがあります。
弱者こそ「数」を積み重ねるべし
「数」が少ないのが弱者。だったら、弱者のやるべきは数を増やすことです。
相手よりも数を積み上げることができれば、強者へと変わります。
例えば、仕事で出世しようと思えば、実績の数を増やせばいい。信頼の数を増やせばいい。
不満があるけど、一人では立ち向かえない。そんなときは徒党を組めばいい。1人だけでは聞き入れてもらえない場合も、10人、100人と集まれば、相手も変わらざるを得ません。
弱者のままでいると・・・
世の中には、何事にも定員があります。
例えば、オリンピックで金メダルを取れる人は1種目につき1名しかいません。メダルを取れる人は3名。しかも4年に1度。
受験で合格できる人も限られているし、出世できる人も限られている。
弱者のままでいると、これらの席を強者にすべて奪われてしまいます。
そもそも、すべての席を手に入れることなどできませんが、「これだけは絶対に手に入れたい!」と思う席まで奪われてしまえば、自分の人生の幅が狭まってしまいます。
強者と真正面から勝負する必要はない
強者と真正面から勝負するのはナンセンスです。
例えば、身長2mの人に真正面からケンカを挑んでも、高い確率で負けてしまいます。
ですが、身長2mの人は力が強い代わりに動きが鈍いことが多い。(もちろん、NBA選手など、例外はありますが・・・)
このような場合は、力で勝負するのではなく、俊敏さを生かして回数を増やして勝負する、などの方法もあります。
「相手が苦手なところを責める」
のも、弱者が生き残る術の1つです。(少し卑怯な気もしますが)
まとめ
自分より強者と立ち向かうときには「数」を増やすことをおススメします。
数で相手より勝れば、自分の方が強者になれます。
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