将来の夢がない。高校生になっても。そんなときはこの方法を試してみて
将来の夢がない。高校生になっても。そんなときはこの方法を試してみて
「将来の夢がない・・・」
高校生と面談していると、そんな話題がよく出ます。
というより、
「将来絶対にこれをやるぞ!」
とバチっと決まっている生徒の方が少ないような気がします。
決まっている生徒も「なんとなく・・・」。そんな感じです。
つまり、「高校生の時点で将来の夢が決まっていない」というのは至って自然なことです。
そこまで悩む必要はありません。
とはいっても、高校卒業までに、将来の進路をある程度決めておく必要があります。
そこで、この記事では、「将来の夢の見つけ方」を紹介します。
要約すると、次の方法です。
- 「もしなれるなら、誰になりたいか?」を考えてみる
- 実際になれるかどうかを考えてみる
- なれなそうであれば、視点を変えて考えてみる
- 夢が見つかるまで「1~3」を繰り返す
以下、詳しく説明していきます。
もしなれるなら、誰になりたい?
「もしなれるなら、誰になりたいか?」
この質問について考えてみてください。
「本当はあの人みたいになりたいけど、自分にはちょっとムリ・・・」
そんなのは一切なしです。目の前に「ドラえも〇」がいると思ってください。
なんでも願いを叶えてくれる。そんな状況です。
- テレビに出てくる芸能人
- 有名YouTuber
- スポーツ選手
- 過去の偉人
- 身近な尊敬できる人
などなど。
なんでもOKです。想像なので。
それでも思い浮かばない場合は、昔のことを思い出してみてください。
小学生の頃、中学生の頃に憧れた人は誰なのか。
それが自分のやりたいこと
「なりたい人がやっていること」が「自分のやりたいこと」です。
よかった。将来の夢が決まりましたね。
とは、なかなかなりませんよね・・・。
例えば、「日本を代表するアイドルになりたい!」と思った場合。
当然、誰でもなれるわけではありません。
おそらく、世の中の99%以上の人がなることができません。
その結果、「自分にはムリだ・・・」とあきらめてしまいます。もしかしたら、無意識のうちに。
「夢がない」のではなく・・・
つまり、「夢がない」のではなく、「夢をあきらめてしまっている」ということです。
「夢がない」「やりたいことがない」という人は、おそらくいません。
良くも悪くも、人間は欲の塊、煩悩の塊なので・・・。
心の底ではやりたいことがある。でも、理性がその欲に蓋をしてしまう。
そんな状態になっています。
その傾向は年を重ねるにつれて顕著になります。
小学生→中学生→高校生→大学生→社会人と進むにつれて、自分の限界に気付き、自分の本心に嘘をつくようになってしまいます。
でも、あきらめるのはまだ早い!
人には得手不得手があります。
できないものはできません。
これは仕方ありません。
でも、だからといってあきらめてしまうのは時期尚早です。
やり方次第で、「全く同じ」とまではいかなくとも、「似たようなこと」を実現できる可能性があります。
「なんでその人のようになりたいか?」を嘘偽りなく考えてみる
まずは、「なんでその人のようになりたいのか?」を嘘偽りなく考えてみてください。
先ほどの「日本を代表するアイドルになりたい!」の例であれば、
- みんなからチヤホヤされたい
- みんなの視線を集めたい
- キラキラ輝きたい
- みんなを笑顔にしたい
- お金持ちになりたい
などでしょうか。
「それを他の方法で実現できないか?」を考えてみる
次に、「それを他の方法で実現できないか?」を考えてみてください。
例えば、自分の趣味を極めてみる、など。
他の人にはできない。自分だけができる。
そんなことがあるはずです。
もし、現時点でなかったとしても、何かを10年、20年と続けていくと、自分にしかできないものへと変わっていきます。
「自分にしかできないこと」を見つける、もしくは、創り上げることができれば、
- みんなからチヤホヤされる
- みんなの視線を集める
- キラキラ輝く
- みんなを笑顔にする
- お金持ちになる
のいずれも実現可能です。
こんな感じで「なりたい人」そのものになれなくても、視点を変えることで似たようなことができるようになります。
10年後の自分ならできる?
10年もコツコツと続ければ、たいていのことはできるようになります。
「今の自分にはムリかな・・・」
と思っていることでも、「10年後の自分」ならできるかもしれません。
「10年続けることで、できるようになるかどうか」
このような視点でも考えてみてください。
将来の夢の幅が広がっていくはずです。
将来の夢を見つける方法
将来の夢を見つける方法は、次のステップがおススメです。
【STEP1】
まずは、なりたい人を探す。
【STEP2】
次に、実際になれるかどうかを考えてみる。
なれそうであれば、それが将来の夢。→完
【STEP3】
なれなそうであれば、他の方法で似たようなことを実現できないか考えてみる。
できそうであれば、それが将来の夢。→完
【STEP4】
できなそうであれば、なりたい人を他に探してる。
実際になれるかどうかを考えてみる。
以下、繰り返し。
将来の夢は何個あってもいい
なりたい人が1人だけである必要はありません。
というより、考えれば考えるほどたくさん出てくるはずです。
将来の夢が1つだけである必要は全くありません。
現在の平均寿命は約80才です。
1つの夢だけを追い続けるのには長すぎます。
将来の夢を、4個でも、5個でも作ればいいんです。
経験や出逢いを増やすと「なりたい人」の幅が広がる
ただ、日本で普通に過ごしていると、「なりたい人」がテレビやネットの有名人になりがちです。もしくは、身近な人になりがちです。学校の先生、お医者さん、親(の職業)など。
それだと、視野が狭くなってしまいます。
色んなところに出かけてみることも重要です。
色んなことをやってみることも重要です。
色んな人と出会うことも重要です。
これらを面倒と感じる人は、テレビやネットでもOKです。
普段は見ないものをあえて見る、などで視野が広がっていきます。
自分の長所と短所を、できる限り深くまで知る
不思議なもので、自分のことをよく知らない。そんなことはよくあります。長所と短所がよくわからない、など。
将来の夢を決めるときには、当然、自分のことをよく知っておく必要があります。
できれば、今すぐに自分の内面と向き合うことをおススメします。
例えば、1日何もせず、ひたすら自分のことを考えてみる、など。
自分のことを深く知ることは、今後の人生でも必ず役に立ちます。
ぜひ、一度試してみてください。
まとめ
「高校生になっても、将来の夢がない・・・」
そんなときは、次の方法を試してみてください。
- 「もしなれるなら、誰になりたいか?」を考えてみる
- 実際になれるかどうかを考えてみる
- なれなそうであれば、視点を変えて考えてみる
- 夢が見つかるまで「1~3」を繰り返す
「どうしても夢が見つからない・・・」
そんなときは、とりあえず「東大」を目指すことをおススメします。いけるいけないは別にして、学力を高めておくと、将来の進路の幅が広がります。
先述のように、人生は長いので、大学生になってから、社会人になってから「将来の夢」を決めても遅くはありません。
生きている限り、いつでもチャレンジすることができます。
「本当に自分がやりたいこと」をゆっくりあせらず見つけてみてください。
記事はここまでです。お読み頂きありがとうございました。
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